アカモク(ぎばさ)の効果・効能5選と食べ方|食べ過ぎるの副作用には注意?
スポンサードリンク
あなたは、「アカモク(ぎばさ)」という「海藻」を食べたことはありますか?この「アカモク(ぎばさ)」は、「栄養成分」が豊富であるとして今注目を集めており、「大戸屋」などでもメニューに取り入れていますよね!
ここでは、「アカモク(ぎばさ)の栄養成分・効果効能」「効果的な食べ方」「副作用」などをわかりやすくお伝えしていきますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね!
スポンサードリンク
アカモク(ぎばさ)
(出典:岩手アカモク生産協同組合)
アカモクの別名|秋田では「ぎばさ」
「アカモク(ぎばさ)」は、「わかめ」「こんぶ」などと同じような「褐藻類(ヒバマタ目ホンダワラ科)」に属しています。「栄養塩」の豊富な「浅瀬」が適した「生息地」としている「海藻」であり、長いものでは「7m」にも及ぶまで成長する、「シャキシャキ感」と「粘り」が特徴的な「海藻」です。
「東日本」を中心とした「各地沿岸」での生産が目立ちますが、「秋田」では「ぎばさ」と呼ばれるなど、「地域」によっては以下のように「別名称」が設けられているので、「これがアカモクだったのか」と思われる方がいらっしゃるかも知れませんね!
地域 | 別名称 |
---|---|
ぎばさ | 秋田県 |
ながも | 新潟県 |
ぎんばそう | 山形県/新潟県佐渡地方 |
ながらも | 富山県魚津市・氷見市 |
はなたれ | 島根県隠岐 |
栄養価成分表|糖質・脂質・炭水化物など
「アカモク(ぎばさ)」は、昔から「東北地方」を中心に「保存食」として「食卓(酢の物・味噌汁)など」に取り入れられてきましたが、以下のような「食物繊維」「ミネラル」などの「栄養成分」を豊富に含んでいることから、近年では「学術専門機関」での「注目・関心」が集まってきています。
その「栄養価」は、「カルシウム→わかめ・こんぶの1.2倍」「亜鉛→わかめの6.3倍・こんぶの7.1倍」「鉄分→わかめの5.2倍・こんぶの3.5倍」「カリウム→わかめの1.6倍・こんぶの1.4倍」に値し、その価値の高さから「サプリ化」も進んでいる状況です。
それでは、具体的な「栄養成分」について見ていきましょう。
【アカモク(ぎばさ)の栄養価成分表(可食部100gあたり)】
主要な栄養素 | エネルギー | 19kcal |
---|---|---|
炭水化物 | 7.6g | |
食物繊維 | 5.5g | |
たんぱく質 | 1.7g | |
脂質 | 0.4g | |
糖質 | 1.5~1.7g | |
ミネラル | 食塩相当量 | 1.4g |
カリウム | 1,165mg | |
ナトリウム | 550mg | |
カルシウム | 107mg | |
マグネシウム | 91mg | |
鉄分 | 1.6mg | |
亜鉛 | 0.7mg | |
マンガン | 0.28mg | |
銅 | 0.06mg |
(参考:日本調理科学会誌38巻72-76ページ/水産増殖57:549-556ページ(水分・食物繊維含有率)/アカモクとは(岩手アカモク生産協同組合))
産地・収穫時期・旬
「アカモク(ぎばさ)」の主な「産地」は、「秋田県」「新潟県・新潟県佐渡地方」「富山県魚津市・氷見市」「島根県隠岐地方」であり、「収穫時期」の「旬」は「冬季~春季」となっています。
めかぶの違い
「粘り」の多い「海藻」として有名なものでは、「もずく」や「めかぶ」が挙げられますが、これらと比較しても、「アカモク(ぎばさ)」の「粘り」は「3~5倍」です。
また、「シャキシャキ」とした「歯触り・食感」や「少ない苦味」、「噛む」ことで「粘り」が少しずつ抜けていくというのも、「アカモク(ぎばさ)」の「特徴」と言えるでしょう。
ホンダワラの違い
「アカモク(ぎばさ)」は「ホンダワラ科」に属する「海藻」です。「アカモク(ぎばさ)とホンダワラとの違い」について疑問をお持ちの方も多いようですが、「ホンダワラ」の仲間として含まれるのが「アカモク(ぎばさ)」であると捉えてもらえると、わかりやすいでしょう。
(参考:丹後の海の生き物-ホンダワラ-(京都府))
アカモク(ぎばさ)の効果・効能5選
ダイエット・脂肪燃焼効果
「アカモク(ぎばさ)」の「褐色」のもととなっている「フコキサンチン(色素)」には、「海藻」の中ではトップの「抗肥満・脂肪燃焼効果」があります。「ダイエット」をされている方には、ぜひ取り入れていただきたい食品です。
(参考:アカモクとは(岩手アカモク生産協同組合))
むくみ解消効果
「アカモク(ぎばさ)」に豊富に含まれる「ミネラル」には、「体内」の「水分バランス」をしっかりと整えてくれる働きがあります。そのため、「むくみ」に悩んでいる方には、特におすすめです。
便秘解消効果
「アカモク(ぎばさ)」の「ぬめり成分」である「アルギン酸(食物繊維)」には、「便量」をしっかりと整えてくれる働きがあります。そのため、「便秘」に悩んでいる方には、特におすすめです。
花粉症緩和効果
「アカモク(ぎばさ)」の「ぬめり成分」である「フコイダン(食物繊維)」には、「免疫力」を「維持・改善」し、「IgE抗体生成」を抑制してくれる働きがあります。そのため、「花粉症」などの「アレルギー症状」に悩んでいる方には、特におすすめです。
免疫力強化効果
アカモク(ぎばさ)の食べ方
効果的な食べ方-湯通し|下処理方法
「アカモク(ぎばさ)」を食べるときは、「葉」の部分を湯がいて刻んだ「パック詰め」のものが多いかと思いますが、「生のアカモク(ぎばさ)」を取り入れるときには「下処理」が必須となります。
以下に、その方法を掲載しますので、ぜひ参考にしてみてください。尚、「下処理後」の「アカモク」は、「冷蔵庫」で「2~3日程度」の間保存することが可能です。
【アカモク(ぎばさ)の下処理方法】
- 「流水」で「汚れがなくなる」まで洗います。
- 「中心」にある「太い軸」をしごいて「葉(可食)」の部分をを外します。
- 「葉(可食)」をよく洗ってしっかりと「汚れ」を落とします。
- 「お湯」をたっぷりと入れた「鍋」で「数秒~数十秒」の間湯がきます。
- 「鮮やかな緑色」になったら「流水」で冷やして「ざる」で「水切り」をすれば完成です。
豆腐の味噌汁
【材料】
- アカモク(ぎばさ)=300g程度
- 豆腐=1丁
- 水=500cc
- 味噌=大さじ2程度
- 和風だし=少々
【食べ方・作り方】
- 「アカモク(ぎばさ)」を「2cm程度」の長さに「カット」します。
- 「鍋」に「和風だし」と「水」を入れて「加熱」します。
- 「2」が沸騰したら「豆腐」を「2cm角切り」にして「2」に入れます。
- 「3」に「アカモク(ぎばさ)」を入れて「火が通る」まで煮立てます。
- 「4」に「味噌」を溶かせば完成です。
雑炊
【材料】
- アカモク(ぎばさ)=適量(お好みでOK)
- ご飯=100g程度
- 和風だし=小さじ1/2程度
- 水=1.5カップ程度
- 醤油=小さじ1/2程度
- ネギ=適量
【食べ方・作り方】
- 「鍋」に「ご飯」「和風だし」「水」を入れて「加熱」します。
- 「1」の「ご飯」が「水分」を含んできたら「下処理」をした「アカモク(ぎばさ)」と「醤油」を入れます。
- 「2」を「器」に盛りつけて「ネギ」を散らしたら完成です。
アカモク(ぎばさ)はどこで買える?
販売しているスーパーはイオン?値段はどれくらい?
残念ながら、首都圏における一般的な「スーパー」などで「アカモク(ぎばさ)」を販売している店舗は、非常に少ない状況です。中には、「イオンで購入できた」という方もいらっしゃいますが、全店舗において尚且つ通年で取り扱っているところはほぼないと認識していただいて良いでしょう。
そのため、「アカモク(ぎばさ)が欲しい」というときには、「ネット購入」が一番手軽で確実となります。尚、「値段」としては、「500~700円程度(1パック100gあたり)」がひとつの目安となりますので、参考にしてみてください。
アカモク(ぎばさ)の副作用
1日における摂取量(食べる量)
「アカモク(ぎばさ)」の「1日における摂取量(食べる量)」の目安は「30g程度」であり、これにより「1.2~2.1g」の「食物繊維」を摂取することが可能です。「乾燥状」のものであれば、「3g程度」が「適切量」となります。
含まれるヨウ素による副作用
「アカモク(ぎばさ)」をはじめとする「海藻」には、「成長・基礎代謝促進」に効果的な「ヨウ素」が含まれています。ところが、この「ヨウ素」は「甲状腺ホルモン」にも大きく関わるため、「甲状腺疾患」をお持ちの方や「妊娠中」の方は、くれぐれも「食べ過ぎない」ように注意しましょう。
食べ過ぎによる副作用
「アカモク(ぎばさ)」の「食べ過ぎ」は、「身体を冷やす」「お腹を下す」などの症状を引き起こしやすくしますので、「摂取量(食べる量)」には気をつけるようにしてください。
生食による副作用
「アカモク(ぎばさ)」をはじめとする「ホンダワラ科」の「海藻」は、「無機ヒ素」の割合が比較的高くなっています。そのため、「アカモク(ぎばさ)」を食べるときは、必ず「加熱」をするようにしましょう。「生のまま」は、絶対に避けなければなりません。
「ヒ素」と聞くと、一見「恐怖感」を抱いてしまいがちですが、きちんとした「処理」を施せば、「ヒ素除去」を行うことが可能です。
まとめ
ここまで、「アカモク(ぎばさ)の栄養成分・効果効能」「効果的な食べ方」「副作用」についてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
「アカモク(ぎばさ)」は、「海藻」の中でもトップクラスの「栄養価」を誇り、「ダイエット」「便秘解消」「免疫力強化」などの「美容健康面」でしっかりと「効果効能」を発揮してくれる「優秀品」です。
ただし、「生のまま」で食べたり「食べ過ぎ」たりすると「副作用」を引き起こす恐れがありますので、「1日における摂取量(食べる量)の目安」を守るようにしてくださいね。
スポンサードリンク
スポンサードリンク