新潟の高級洋梨【ルレクチェ】を徹底解説!値段・食べ方・ラフランスとの違い・食べごろの時期(旬)は?
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「洋梨」と聞くと「ラフランス」を想像される方が多いかと思いますが、実は「ラフランス」よりも「香り」が良く「味わい」も優れている新潟の「ルレクチェ」があるということを知っていましたか?
ここでは、「ルレクチェの特徴」「おいしい食べ方」「保存方法」などをわかりやすく解説していきますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
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目次
ルレクチェとは
ルレクチェの特徴-有名産地は新潟-
「ルレクチェ」は、「明治36年頃」に「フランス」から「新潟」へと伝えられた「西洋梨の貴婦人」「幻の洋梨」とも称される「洋梨(西洋梨)」。
数ある「洋梨」の中でも「病気に弱い」「収穫後に40~60日程の追熟が必要」「追熟のために広い保管スペースが必要」などと最も栽培が困難であり、現在では「フランス」においても栽培されないほど「生産量」は限定されています。
「ルレクチェ」をしっかりと育て上げるのに重要なのは「肥沃な土壌」「豊かな水」「フランスに似た気候」となりますが、「新潟」では、この2つが揃っているため、「全国一」の「品質」を誇っているのです。
こうして、手間暇かけて熟した「ルレクチェ」は、「見た目」「味」「香り」のすべてが「他洋梨」を圧倒する出来栄えで、一度お召し上がりいただければその「違い」を必ず実感していただけることでしょう。
【ルレクチェのかたち】
形 | びん~短びん形/少々凸凹している |
---|---|
大きさ | 300~450g程度 |
色 | 若い頃=黄緑色/熟した頃=黄色 |
特徴 | サビが少ない/ツヤがある |
(参考:ルレクチェ(新潟直送計画))
味は?おいしい?渋い?
「ルレクチェ」の「果肉」は「なめらか・キメ細かい」つくりになっており、「とろけるような舌触り」が特徴的です。「芳醇で甘い匂い・香り」は、「ラフランス」と比較しても頭一つ突出しているような感じと言って良いでしょう。
一度食べれば、「味」として「渋い」というようなことはなく、「糖度15~18度」の「酸味」が少ない「濃厚な甘み」が口いっぱいに広がります。
栄養・カロリー
「ルレクチェ」は「ビタミン・ミネラル」「カリウム」「銅」が豊富であると言われているものの、非常に珍しい品種であるため、これに特化した「栄養・カロリー」に関するデータは公開されていません。
「数値」に関しては「一般的な洋梨」と類似しているため、そちらのものを参考として掲載させていただきます。
【洋梨の栄養・カロリー(Mサイズ1個分=255gの可食部あたり)】
カロリー | 138kcal(100gあたり=54kcal) |
---|---|
炭水化物 | 36.72g |
脂質 | 0.26g |
たんぱく質 | 0.77g |
1個の値段・価格
「ルレクチェ」における「1個あたりの値段・価格」は、安いもので「500円程度」、高級志向のものであれば「1,000円程度」がひとつの目安となっています。
旬・食べごろの時期-収穫時期や解禁日も-
基本的な「ルレクチェ」の「収穫時期」は、「10月下旬頃」。その後「30~40日程度」の「追熟期間(保温室で寝かせる)」を経て、「食べごろ」とされる「一歩手前(緑色)」の状態で、「11月下旬~12月下旬頃」にかけて消費者に発送されています。また、各年ごとに「解禁日」が設けられおり、2017年においては「11月22日」が該当日でした。
「食べごろ」の目安は、「緑色がなくなった黄色の果皮(斑点が出ることもある)に変色している」「指で触れてやややわらかい感触がある」「芳醇な香りがする」という状態が見られる頃となっているので、以下に記載することを参考にして各自お召し上がりになってみてください。
【ルレクチェの食べごろサイン】
香り | 芳醇な甘い香り |
---|---|
色 | 黄色・完熟バナナのような色 |
硬さ | 指で側面を押すとやややわらかい弾力・感触がある/ナイフがスムーズに入る |
へた | シワシワで黒くなる |
くび | シワが寄ってへた周辺の実が黒ずんでくる |
※「食べごろ」を過ぎると一気に「傷み」が進んでいきますので、注意してください。
(参考:ルレクチェの食べ方(新潟こだわり市場-ルレクチェ.net)/ルレクチェ(JAにいがた南蒲))
ルレクチェの効果・効能
「ルレクチェ」は、「ブドウ糖」「果糖」を多く含んでいるため、以下のような「作用・働き」への「効果効能」を期待することができます。
【ルレクチェによる効果効能】
- 血圧を下げる(豊富な水分による)
- 頭痛やのぼせを伴う本能性高血症(豊富な水分による)
- 高血圧予防(豊富なカリウムによる)
- がん予防(豊富なポリフェノールによる)
- 便秘改善(豊富な食物繊維による)
山形特産ラフランスとの違い
「洋梨」と言うと「山形県産ラフランス」が有名ですよね!「ルレクチェ」も「ラフランス」と同じ「洋梨」に属しますが、比較してみると様々なポイントに「違い」があることがわかっています。
以下に、その「違い」についての「比較表」をご用意しましたので、参考にしてみてください。
項目/品種 | ルレクチェ | ラフランス |
---|---|---|
大きさ | 平均300~450g程度 | 平均250~350g程度 |
味 | 酸味が少ない/甘みが強い | 甘みと酸味がある |
香り | 芳醇な香り | 強い香りはない |
外観 | バナナが熟したような黄色/サビが少なくて美しい | 茶色みのある緑色/サビが生じやすい |
食感 | とろけるような舌触り | 日本梨よりやわらかい |
食べごろ | 果皮がバナナが熟したような黄色に変化/芳醇な香りが出てくる | 果皮の色味の変化はほとんどない/軽く押すとやわらかい |
出荷時期 | 11月下旬~12月下旬に出荷 | 11月頃 |
(参考:ルレクチェの特徴(新潟こだわり市場-ルレクチェ.net))
ルレクチェの切り方・食べ方
切り方・食べ方
「ルレクチェ」をはじめて手に取る方は、「どのようにしてカットしたらよいのかわからない」と感じると思いますので、こちらで「基本的な切り方・食べ方」をご紹介しますね!
【ルレクチェの切り方・食べ方】
- 「ルレクチェ」の「上端部」にある「軸」を「皮ごとカット」します。
- 「1」を「縦方向」に「6~8等分」に「カット」すればできあがりです。
生ハムで巻いてあげるとさらにおいしい!
「生ハム」というと「メロン」を思う浮かべる方が多いかと思いますが、実はこの「ルレクチェ」がとっても合うのです。
前述した方法で「カット済み」の「ルレクチェ」に「生ハム」をクルクルっと巻いてあげれば完成!「生ハム」の「塩分」が「ルレクチェ」の「甘み」をより一層惹き立ててくれますよ!
ぜひ、一度お試しになってみてください。
ルレクチェの保存方法
腐るのが早い?賞味期限はどのくらい?
「ルレクチェ」は「出荷後」、早くて「2~3日」、遅くても「1週間程度」で「可食状態」となりますが、その後は一気に「腐る」というかたちになっていきますので、注意が必要です。
完全完熟状態の保存方法
「ルレクチェ」がご自宅に届いた時点では「透明な包み袋(包装フィルム)」が巻かれているかと思いますが、「ルレクチェ」本体は、この袋に開けられた「小さな穴」から呼吸をすることで、「傷み」などから保護されています。
「乾燥予防効果」もあることから、そのままで「保存」していただいて構いませんので、「風通し」の良い場所に置くようにしましょう。尚、「箱」の中に入れたままの状態では「追熟」がどんどん進んでしまいますので、一度「箱」から出すということをおすすめします。
冷蔵庫・冷凍庫での保存はできる?
「ルレクチェ」を「冷蔵庫」に入れると「乾燥」してしまうので、おすすめできません。ただし、「量」が多い場合などは、「果皮」を剥いて「カットしたもの」を「冷凍保存」をすることで、「シャーベット」のようにお召し上がりいただけます。
(参考:ルレクチェ(JAにいがた南蒲))
変色防止方法
「ルレクチェ」は一度「果皮」を剥くと「変色」しやすくなりますが、「塩水」「レモン果汁」を「切り口」につけることで、多少「変色」を遅らせることが可能です。
まとめ
ここまで、「ルレクチェの特徴」「おいしい食べ方」「保存方法」についてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
食べごろの「ルレクチェ」は、「芳醇な香り」と「舌触りなめらかな甘み」が何とも言えなく、ついつい何個も口にしてしまうほどおいしいのが大きな特徴となっています。
こちらでもご紹介したように「生ハム」で包むことでさらに「上品な味わい」を楽しむことができますので、ぜひお試しになってみてください。
「血圧改善」「便秘解消」にもおすすめです。
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