赤ら顔に効く漢方おすすめ7選
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女性の中でも悩んでいる方が多くいる「赤ら顔」ですが、「赤ら顔」の治療薬としては「中医学」による「漢方」を用いることがおすすめです。
ここでは、「赤ら顔とは何か」というところから、「赤ら顔」の中でもより詳細の症状別に「おすすめの漢方治療薬」についてをわかりやすく解説していきますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
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赤ら顔とは
「赤ら顔」とは、その名の通り、「気」や「血」の「停滞」などにより、通常よりも「赤みが目立つ」ことを言いますが、それらの主な原因は、以下のような「生活習慣の乱れ」によるものだと考えられます。
【赤ら顔の原因】
- 暴飲暴食・偏食・糖分の過剰摂取
- ストレス
- 喫煙
- 過度の飲酒
- 睡眠不足
- 細菌・ウイルスの侵入
特に、女性に生じやすいのが、この「赤ら顔」。現代医学とは別に、「赤ら顔」の治療としても代表的な、「漢方・鍼灸理論の中医学」による「漢方療法」では、「身体バランス」をしっかりと整えてあげるという、地道な方法が一般的です。
そのため、「治った」「治らない」の判断を早い段階ですることは難しく、いかにコツコツと続けていくことができるかが、ひとつの大きなポイントとなります。
もちろん、「漢方」に頼る前に、根本的な「生活習慣」を見直すことは非常に重要であり、それだけで症状が改善するということも少なくありません。
「赤ら顔」を治したいという方は、まず、「ご自身の生活習慣で正すべきところ」をはっきりとさせて修正することからはじめると良いでしょう。
赤ら顔のタイプと対応する漢方
手足が熱い・寝汗
【原因】「腎臓」「肝臓」に「水分」が不足していること
【該当する漢方】知柏地黄丸(ちばくじおうがん)
ニキビ・アトピー・のぼせ
【原因】「血(血液)」に「栓」が溜まり濁りが見られることで「血管」が広がりやすくなっていること
【該当する漢方】桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
皮脂・角栓が詰まりやすい
【原因】「過剰な皮脂分泌」を引き起こしていること
【該当する漢方】半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)
皮膚肌や口周りの乾燥
【原因】「腎臓」「肝臓」に「水分」が不足していること
【該当する漢方】知柏地黄丸(ちばくじおうがん)
冷え性
【原因】「気」の長期停滞で「熱」になっていること
【該当する漢方】加味逍遥散(かみしょうようさん)
疲労を感じやすい
【原因】「気」の不足によって「熱」が過剰になっていること
【該当する漢方】補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
情緒不安定・イライラなどのストレス
【原因】「気」の長期停滞で「熱」になっていること
【該当する漢方】加味逍遥散(かみしょうようさん)
冷や汗
【原因】
「気」の不足によって「熱」が過剰になっていること
【該当する漢方】補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
顔色が悪い・暗い
【原因】
「血(血液)」の長期停滞で「熱」になっていること
【該当する漢方】冠元顆粒(かんげんかりゅう)・血府逐瘀湯(けっぷちくおとう)・知柏地黄丸(ちばくじおうがん)
食欲不振
【原因】「気」の不足によって「熱」が過剰になっていること
【該当する漢方】補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
めまい
【原因】「気」の不足によって「熱」が過剰になっていること
【該当する漢方】補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
怒ると顔が赤くなる
【原因】「血(血液)」の流れが激しくなって興奮状態に陥ること
【該当する漢方】滋陰降火湯(じいんこうかとう)・天王補心丹(てんのうほしんたん)
人前に出ると顔が赤くなる
【原因】「血(血液)」の流れが激しくなって興奮状態に陥ること
【該当する漢方】滋陰降火湯(じいんこうかとう)・天王補心丹(てんのうほしんたん)
忘れ物をしやすい
【原因】「血(血液)」の長期停滞で「熱」になっていること
【該当する漢方】冠元顆粒(かんげんかりゅう)・血府逐瘀湯(けっぷちくおとう)
喉が渇きにくい
【原因】「血(血液)」の長期停滞で「熱」になっていること
【該当する漢方】冠元顆粒(かんげんかりゅう)・血府逐瘀湯(けっぷちくおとう)
気温の寒暖差・アルコールに弱い
【原因】「血(血液)」に「栓」が溜まり濁りが見られることで「血管」が広がりやすくなっていること
【該当する漢方】桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)・桃核承気湯(とうかくじょきとう)・温経湯(うんけいとう)
赤ら顔に効くおすすめの漢方治療薬7選
知柏地黄丸(ちばくじおうがん)
「午前よりも午後の方が熱がある」「寝汗がすごい」「手足が熱い」「骨部の範囲まで熱を帯びているように感じる」「月経がしばらくない」「皮膚・肌が乾燥する」「口の乾燥が気になって飲み物を欲しない」「顔色が悪い・暗い」という症状が見られる方は、「腎臓」「肝臓」に「水分」が不足していることが原因として考えられるため、こちらがおすすめです。
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)・桃核承気湯(とうかくじょうきとう)・温経湯(うんけいとう)
「アルコールに弱い」「気温の寒暖差に上手く対応できない」という症状が見られる方は、「血(血液)」に「栓」が溜まり濁りが見られることで「血管」が広がりやすくなっていることが原因として考えられるため、こちらがおすすめです。
特に、「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」は、「にきび」などの肌荒れや「アトピー」、「のぼせ」治療としての効果もあります。
半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)
「何度拭き取ってもすぐにオイリーになる」「皮脂がつまりやすい」「角栓が気になる」「にきびができやすい」という症状が見られる方は、「過剰な皮脂分泌」を引き起こしていることが原因として考えられるため、こちらがおすすめです。
上記のように伴う症状によりタイプを分けて赤ら顔の治療を試みます。
滋陰降火湯(じいんこうかとう)・天王補心丹(てんのうほしんたん)
「怒ると顔が赤くなる」「人前に立つと顔が赤くなりやすい」という症状が見られる方は、「血(血液)」の流れが激しくなって興奮状態に陥ることが原因として考えられるため、こちらがおすすめです。
冠元顆粒(かんげんかりゅう)・血府逐瘀湯(けっぷちくおとう)
「忘れ物をしやすい」「身体に痛みを伴う」「口の乾燥が気になって飲み物を欲しない」「顔色が悪い・暗い」という症状が見られる方は、「血(血液)」の長期停滞で「熱」になっていることが原因として考えられるため、こちらがおすすめです。
加味逍遥散(かみしょうようさん)
「イライラ」「ストレス」「冷え性(手足の冷え)」「情緒不安定」という症状が見られる方は、「気」の長期停滞で「熱」になっていることが原因として考えられるため、こちらがおすすめです。
補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
「腹部を下しやすい」「めまいが生じる」「食欲不振」「冷や汗が出る」「疲労を感じやすい(疲労があるとさらに熱を感じやすい)」という症状が見られる方は、「気」の不足によって「熱」が過剰になっていることが原因として考えられるため、こちらがおすすめです。
毛細血管拡張症に効く漢方治療薬
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)・温経湯(うんけいとう)
「両方の頬が赤い(赤黒い感じで冬に悪化しやすい)」「皮膚・肌が乾燥する」「唇が乾燥しやすい・割れやすい」「寒がり・冷え性」「胃腸が弱い」という症状が見られる方は、「血液循環」に問題があり「毛細血管拡張症」を起こしていることが考えられるため、こちらがおすすめです。
桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
「両方の頬が赤い(赤黒い感じで冬に悪化しやすい)」「便秘をするとのぼせてしまう」「赤黒いアザができる」「ひどい便秘症である」という症状が見られる方は、「血液循環」に問題があり「毛細血管拡張症」を起こしていることが考えられるため、こちらがおすすめです。
【該当する漢方】桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)・桃核承気湯(とうかくじょきとう)・温経湯(うんけいとう)
(画像出典:ツムラ)
まとめ
ここまで「赤ら顔に効く漢方」についてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
「赤ら顔」の主な原因は「生活習慣の乱れ」ですが、一言で「赤ら顔」といっても、その症状の出方には個人差があります。この記事にてご紹介させていただいた症状の例を参考にしていただき、あなたに合った「漢方薬」をお試しになってみてください。
※
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