【市販野菜ジュースの真実】「健康効果(栄養)ない?」「飲み過ぎると太る・体に悪い」は本当か?
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「市販の野菜ジュースには栄養成分や健康効果が期待できない(効果ない)」という話は、以前から話題となっていますが、果たしてそういった意見は真実なのでしょうか?
ここでは、「市販野菜ジュースの栄養成分・吸収率」「効果的な飲み方・注意すべき点」などについて触れながら、「市販野菜ジュースの真実」についてわかりやすく解説していきます。
ぜひ、最後までチェックしてみてくださいね。
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目次
野菜ジュースは効果ない?栄養はあるのか?
栄養価・栄養成分[ビタミンCは含まれている?]
「市販野菜ジュース」の「栄養価・栄養成分」はどのようになっているのでしょうか?ここからは、「野菜ジュース」の王道である「カゴメ」の商品を取り上げながら、その実態について見ていくことにしましょう。
あなたもきっと1度は見たことがあるはずの、「野菜一日これ一本(カゴメ)」。この「野菜一日これ一本(カゴメ)」のパッケージに記載されている「ビタミン」「食物繊維」などの「栄養価・栄養成分量」は、「賞味期限内で保証されているもの」となっています。
ただし、1部の「栄養価・栄養成分量」については、「時間の経過」にともなって「減少」する恐れがありますので、購入後は「できるだけ早めに飲む」ということを心がけることで、体内に「より効果的」に「栄養価・栄養成分」を取り入れることができるでしょう。
尚、「ビタミンC」に関しては、「原材料=野菜によるバラつきが大きくなってしまう」「製造工程・保管などによっては大なり小なり失われることがある」ということから、「0(ゼロ)」として記載されています。
また、「ビタミンA」に関しては「βカロチン」の「中心値」が換算されており、「過剰摂取」となる心配はありません。
(参考&画像出典:野菜ジュースに野菜と同じ栄養はあるの?(KAGOME))
「効果ない・栄養ない」という主張は本当?栄養吸収率は?
よく、市販されている野菜ジュースには「効果がない」「栄養がない」という話は聞きますよね
「市販野菜ジュース」では「濃縮還元」という「加工処理」が用いられています。
この「濃縮還元」とは、「原料=野菜・果物」から「搾汁」をした後に、「水分」を取り除くという「濃縮」を行い、この「濃縮されたものに再度水分を与える」ことで「元の状態(濃度)に戻す」こと。
【市販野菜ジュースにおける一般的な濃縮還元方法】
「野菜・果物の搾汁・加熱処理」などの工程で「ビタミンC」「食物繊維」などの「栄養価・栄養成分」は「減少する」ということが大いに考えられ、既に「カゴメ」では、その実態について認めています。
一方で、「ミネラル(カリウム・カルシウムなど)」「カロテノイド(野菜色素成分=βカロチン・リコピンなど)」などをはじめ、「加熱に強い」というものも多く存在するということを知っていましたか?
特に、「カロテノイド(野菜色素成分=βカロチン・リコピンなど)」に関しては、「生野菜」と比較しても「野菜ジュース」のように「加工処理」が施されている方が、「栄養吸収率」がグンと高まるのです。
また、このような「濃縮還元ジュース」と「ストレートジュース」との双方を見てみても、実は「栄養価・栄養成分量」には、大きな「差」はありません。どちらに関しても、「ジュース」へと「加工」している時点で、「ビタミンC」「食物繊維」などは失われている傾向が強いということなのですね。
【加工処理した方が栄養吸収率の高いリコピン・βカロチン】
(参考&画像出典:濃縮還元の野菜ジュースは栄養が少ないの?(KAGOME))
野菜ジュースで野菜不足は補える?
「野菜ジュースさえ飲んでいれば健康状態をキープできる」というのは、多くの方が想像されている通り、大きな間違いです。やはり、「健康」を保つため基本となるのは、「バランスのとれた食事による食生活」となります。
ところが、「お昼は時間が無くてどうしても軽く済ませがち」「ランチタイムなんて取っていられない」という方もいらっしゃいますよね。そんな方におすすめしたいのが、「野菜不足の補助」として「市販野菜ジュース」を取り入れるという方法です。
具体的には、「牛丼+野菜ジュース」「ハンバーガー+野菜ジュース」のように、気軽にお召し上がりいただければOK!それぞれ、以下のような「栄養価・栄養成分」をしっかりと補うことができますので、ぜひお試しになってみてください。
【ファストフードに市販野菜ジュースを取り入れた場合の栄養価・栄養成分-例:野菜一日これ一本(カゴメ)-】
※「牛丼」「ハンバーガー」における「栄養価・栄養成分」に関舌は、「エクセル栄養君ver8.0(建帛社)」によるものを取り入れています。
(参考:野菜ジュースに野菜と同じ栄養はあるの?(KAGOME))
スムージーとジュースの違い
「スムージー」は、「原料=野菜・果実をすり潰す」ことによって完成するものであり、「野菜ジュース」は「原料=野菜・果実の搾り汁」による「飲料・ドリンク」となります。
(参考:コトバ解説 「ジュース」と「スムージー」の違い(毎日新聞))
野菜ジュースを飲み過ぎると太る・体に悪いの?
カロリー・糖質(糖分・砂糖)の影響[血糖値上昇(上がる)・糖尿病は大丈夫?]
「野菜ジュース」に含まれている「糖質」は、「砂糖・糖分・糖類」のことではありません。「糖質」とは、「三大栄養素」にあたる「炭水化物」から「食物繊維」を取り除いた成分の総称です。
ですから、「ブドウ糖・ショ糖・果糖」をはじめとする「糖類」とは「意味するもの」が異なっており、「 糖質」は「澱粉(でんぷん)」などを含むことから、身体にとっては必要不可欠な「エネルギー源」と言うことができるでしょう。
【市販野菜ジュースに含まれる糖質とは】
【糖質量の比較】
また、多くの「市販ジュース」に含まれている「糖質」は、「原料=野菜・果実」に由来するもの」であり、「栄養成分表記」に「砂糖」などが記載されていない限りでは、「砂糖」などの「糖分」は一切使用していません。
ところが、いくら「野菜がベースとなっている」とは言っても、「糖質」の「過剰摂取・摂り過ぎ」は「太る原因」ともなり得ますので、注意が必要です。特に、「糖尿病」の方に焦点を当てて言えば、「過剰摂取・摂り過ぎ」によって「血糖値上昇(血糖値を上げる)」ということも懸念されますので、「摂取量」は「1日1~2本」を目安とするよう、十分に気をつけてください。
【飲料水における糖質の比較】
野菜ジュースでの注意すべき点
幼い子供が飲む場合
「幼い子供」が「市販の野菜ジュース」を飲む場合、決して「飲み過ぎ・過剰摂取」をしなければ大きな問題はないのですが、いくつか「注意すべき点」はありますので、以下のポイントについて参考にしてみてください。
【幼い子供が市販野菜ジュースを飲むときに注意すべき点】
- カロチンの過剰摂取
「みかん」を「食べ過ぎる」と「肌が黄色くなる」ように、「野菜ジュース」には「βカロチン」が多く含まれているため、「幼い子供」の場合、「飲み過ぎ・過剰摂取」によっては、同じような症状が現れることがあります。ただし、「カロチン摂取量」を減らすことで、症状を改善することは可能です。 - 糖分の過剰摂取
「加糖」が顕著な「市販野菜ジュース」を飲む場合は、「糖分の過剰摂取」にも注意が必要です。特に、「甘いお菓子」「甘いジュース」を摂りながら「野菜ジュース」も取り入れてしまうと、「糖分」を摂りすぎてしまいますし、「野菜ジュース」を選ぶときは「糖分無添加」のものをセレクトするようにしてください。
離乳食として摂取する場合
「市販野菜ジュース」を「離乳食」に取り入れることも、可能です。ただし、「幼い子供」にとっては「味が濃い」ということも考えられますので、「白湯」を用いるなどして、その「濃度」の「調整」をするようにしてください。
(参考:毎日飲む野菜-よくあるご質問:赤ちゃんに飲ませてもいいですか?-(KAGOME))
断食・プチ断食で取り入れる場合[野菜ジュース だけで一週間を過ごすのは大丈夫?]
「1~3日」など「短期間の断食=プチ断食」において「市販野菜ジュース」を取り入れることで、「中性脂肪」「血糖値」などを「減少」させることが可能です。もちろん、「食物繊維」が有効に働くことで「便秘解消効果」も大いに見込まれます。
ただし、このような「断食・プチ断食」を実践する際には、以下の点について注意するようにしましょう。
【断食・プチ断食で注意すべき点】
- 前日は「食事量」を減らして「水分量」を多めに摂取すること
- 「断食・プチ断食実践中」も「水分」はしっかりと摂取すること
- 「断食・プチ断食の期間」は体調に合わせて設定すること
初めての場合は「1~3日」がベストです。無理をして「1週間」など長い期間実践すると、逆に「負担」がかかってしまうことがありますので、必ず「無理のない範囲」で行うようにしてください。
逆流性食道炎を患っている場合
「逆流性食道炎」を患っている場合、「トマトジュース」など「酸味が強いもの」の摂取は厳禁です。該当する場合は、「トマト」が多く含まれないものを取り入れるようにしてください。
(参考:GERDの治療と生活注意(山口内科))
野菜ジュースの効果
ダイエット効果
「野菜ジュース」には「クエン酸」「食物繊維」などの「栄養成分」が含まれていることから、「食前30分前」に「野菜ジュース」を「200ml程度」を目安に取り入れることで、「血糖値上昇抑制」「メタボ改善」「ダイエット」への「効果」が期待できます。
肌荒れ(ニキビなど)改善・美肌効果
「野菜ジュース」には「血流改善」が見込まれる「βカロチン」「ビタミンE」「リコピン」などの「栄養成分」が含まれることから、「肌荒れ(ニキビなど)改善」「美肌づくり」への「効果」が期待できます。
弾力のある「健康的な肌」を目指すのであれば、「トマト」は必須の「野菜」です。
筋トレ効果
「筋トレ」をする中で摂取する「プロテイン」に「野菜ジュース」を「加える・割る」ことで、「ビタミン・ミネラル」の豊富な「栄養満点ドリンク」へと生まれ変わり、「筋トレでの効果」も増していくことが期待できます。
毎日野菜ジュースを飲んだ結果は?
「市販野菜いジュースを毎日飲む」ことで、実際に「効果があった」と言う方は本当にいるのでしょうか?ここでは、「twitter」のつぶやきを元に、その実態について見ていきたいと思います。
意外にも、「効果あり!」と言う方が多いことに驚く方もいるかもしれません。
KAGOME野菜ジュース+キムチ+納豆+ご飯 を毎日の1食に挟むだけでかなりお肌効果あるのでオススメ、2週間くらい試してるけど大分違う
— リウイチ (@riuichi35) 2018年1月30日
・
便秘解消
・
私は、野菜が苦手で、殆ど野菜を食べない。
・
そのせいか、かなりの便秘症だった。
・
・
最近、野菜ジュースを、
・
毎日【多量】
・
に飲み始めた。
・
その効果なのか
便秘がゼロにった。
・
・
伊藤園やカゴメから
ペットボトル入りの野菜ジュースが
激安で発売されている。
・— 谷中初音町 (@yanakahatune) 2017年11月12日
毎日かかさずカゴメの野菜ジュースとキッコーマンの豆乳(場合によっては青汁にしたり鉄分系とかビタミン系に差し替える)とお茶か水2リットルくらい飲んでたら背中のニキビやら荒れやらが無くなったからめっちゃすごいって思いました。おしまい。
— アパ太郎 (@mt_bdn) 2017年11月6日
よかった!!
あのね!しんどかったらね!カゴメの野菜ジュースとかのフルーツバージョンあるでしょ?
あーゆーのでも割とビタミンとれるから!
私それ毎日飲み出して風邪引きにくくなった!
市販の薬ならアリナミンがおすすめ!
即席ならコンビニでも売ってる!— リウ@タロット企画再起動 (@sinokeikakebasu) 2017年2月2日
最近毎日KAGOMEの野菜ジュースを
1日に2本飲んでるんだけど
明らかに代謝良くなったやたーーーー\(^o^)/
— W.けにー (@sol_kenny75) 2016年11月21日
野菜ジュースの効果的な飲み方
食前が良い?寝る前が良い?
「野菜ジュース」であれば、「寝る前」「食後」よりも「食前30分前に飲む」というのが「最もおすすめ=効果的な飲み方」。「野菜・果物」などを「食前」に取り入れることで、「急激な血糖値上昇」を防ぐことができるからです。
一方で「食後」の場合は、「消化不良」となることも懸念されますので、「どうしても食後に飲みたい」と言う場合は、「2時間程度」を目安に時間を空けてから摂取するようにしましょう。
また、「野菜ジュース」と「ヨーグルト」を同時に取り入れることでも、「消化不良」を起こすことがあります。一見「とってもヘルシー」に聞こえる組み合わせではあるのですが、可能な限り「別々」に摂取するようにしてください。
まとめ
ここまで、「市販野菜ジュースの栄養成分・吸収率」「効果的な飲み方・注意すべき点」などについて触れながら、「市販野菜ジュースの真実」についてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
「市販野菜ジュース」の場合、「濃縮還元」などの「加工処理」によって「ビタミンC」などは失われてしまいやすいものの、「βカロチン」「リコピン」などの「栄養成分」に関しては、むしろ「吸収率」が上がるため、確実に「美容健康効果」へと結びつけることができます。
ただし、「飲み過ぎ・過剰摂取」をすると、「糖質」も必要以上に吸収され、「血糖値上昇」「太る」などの「デメリット」を引き起こす恐れもありますので、「1日1~2本(200ml×2)」程度の「摂取量」をひとつの目安としてください。
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