マルセイユ石鹸の本物と偽物の見分け方と使い方【洗顔・洗髪】
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「マルセイユ石鹸」は、厳重な審査をクリアしたものだけが認められるものであり、不必要な化学成分は一切含まれていないため、あらゆる肌質の方でもご使用いただける「安心安全」の「石鹸」です。
ここでは、「マルセイユ石鹸の定義と効果」から「本物と偽物の見分け方」「使い方」「おすすめのメーカー」までをわかりやすく解説していきますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
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目次
マルセイユ石鹸とは
マルセイユ石鹸の定義[本物・偽物の見分け方]と効果
「マルセイユ石鹸」は、日本で言う「平安時代」にもさかのぼる「9世紀頃」につくりはじめられました。「イタリア・サボア」の町を起源とし、その後「ジェノヴァ」「ヴェニス」「フランス・マルセイユ」などへと広まっていったとされています。
「マルセイユ石鹸」は「肌なじみ」が良いため、「保湿効果」が抜群です。「お肌をしっとりと潤わせたい」という方には最適の石鹸と言えるでしょう。
良質な「オリーブオイル」「パームオイル」「ヤシ(ココナッツ)オイル」「塩」「海藻灰ソーダ」「水」のシンプルな原料だけで生み出される「マルセイユ石鹸」ですが、発展過程において粗悪品も製造されるようになったことを機に、以下のような厳しい基準が規定。その後は、これをクリアしたものだけが「マルセイユ石鹸」を正式に名乗れるようになり、現在に至っています。
【マルセイユ石鹸の定義】
- 「マルセイユ」にて製造
- 「暑さ」によって「石鹸」における「密度」が損なわれる「6~8月」の製造禁止
- 「オリーブオイル」以外の「オイル」は使用禁止
※全体の72%:オリーブオイル・28%:水として違反者には没収の罰則
※19世紀以降はオリーブの不作によってオイル全量の72%以上をオリーブオイルとするという意味に変更されている - 「5月1日以前」は「オリーブ」が未熟であるため「最終搾り」の「オリーブ」だけを使用
- 「釜炊きけん化法」によって「無防腐剤」「無着色」で製造
※釜炊きけん化法とは純植物性をゆっくりと釜で溶かして塩析・長時間かけて自然乾燥させる製法
種類|オリーブオイルとパームオイルの違い
創業1900年の「マリウス・ファーブル・ジューン社」が製造する「マルセイユ石鹸」には、「オリーブオイル」を主原料としたものと「オリーブオイル」を加えずに「パームオイル」「ヤシ(ココナッツ)オイル」のみを使用したものがあります。
ここでは、その2つの違いについて見ていくことにしましょう。
サボン・ド・マルセイユ オリーブ
(画像出典:石けん百貨)
「オリーブオイル」を主原料とした「サボン・ド・マルセイユ オリーブ」は、私たち人間の肌組織に近い「オレイン酸」を多く含んでいるため、「毛穴汚れ」をしっかりと落としながら「肌」に必要とされる「栄養成分」もきちんと残してくれる優れもの。
ですから、「洗い上がり」は「しっとり」「すべすべ」。「乾燥肌」「敏感肌」「アトピー肌」の方まで、幅広くご使用いただけます。ただし、「シャンプー」の場合は少し「キシキシ」とした感じが強く出る恐れがあるので、気になる用であればおすすめしません。
サボン・ド・マルセイユ パーム
(画像出典:石けん百貨)
「パームオイル」を主原料とした「サボン・ド・マルセイユ パーム」は、「石鹸」自体を固めに仕上げているため、「持続性」が高く「きめ細かい泡」をつくることができます。
「抗酸化」「美肌効果」にも優れており、特に「オイリー肌」の方におすすめです。「シャンプー」に使用したい方、「さっぱり感」をお好みの方も、こちらの「サボン・ド・マルセイユ パーム」を一度お試しになってみてください。
マルセイユ石鹸の成分や匂い
現在日本で広まっている「マルセイユ石鹸」の多くは、以下のような「成分比率」でつくられています。「匂い」については、「粘土みたい!」と言う方が多いのですが、「1週間」も使い続ければ自然と慣れてきますので、安心してください。
尚、使用後に、その独特な「匂い」が残ることはありません。
【マルセイユ石鹸の成分比率】
- オリーブオイル=72%
- パームオイル&ココナッツオイル=28%(石鹸の固さを出すための成分)
マルセイユ石鹸とアレッポ石鹸の比較
「石鹸」の中では、この「マルセイユ石鹸」の他に「アレッポ石鹸」が有名です。どちらも「オリーブオイル」を主原料として製造される「自然派」で、「匂い」などにも大きく変わりはないのですが、「中身の色」に関しては、以下のような違いが見受けられます。
それによってなのか、若干ではありますが「アレッポ石鹸」の方が「さっぱり」とした感じがある印象です。
【マルセイユ石鹸とアレッポ石鹸の中身の比較】
- マルセイユ石鹸=カーキ・ベージュ色
- アレッポ石鹸=緑色(オリーブ色)
マルセイユ石鹸の使い方
毛穴汚れをしっかり落とす洗顔
「洗顔」での「使い方」ですが、基本的には一般的な石鹸と同様です。以下のようによく泡立ててからご使用ください。
【洗顔での使い方】
- 「泡立てネット」などを使用して「バタークリーム」のような「滑らかなクリーミー泡」を作ります。
- ゆっくりと「円」を描くように肌の上で優しく転がします。
- 「ぬるま湯」でそっと洗い流します。
洗髪・シャンプー
「シャンプー」としての使用し、「髪」を洗うこともおすすめ!継続することで「地肌・頭皮」を健康にすることができ、「育毛」「枝毛軽減」などの効果が得られます。
【洗髪・シャンプーでの使い方】
- 「濡れた髪」に「マルセイユ石鹸」を直接つけてよく泡立てます。
- 「髪」と「地肌・頭皮」を優しくマッサージします。
- 「お湯」でしっかりと洗い流します。
マルセイユ石鹸(ビッグバー)の切り方・カット方法
(画像出典:高島屋オンラインストア)
「マルセイユ石鹸」の「ビッグバー(カットされていないもの)」は非常に純粋な状態の商品であるためおすすめなのですが、「切り方・カット方法」には一工夫必要となりますので、購入を検討されている方は、以下を参考にしてみてください。
【マルセイユ石鹸(ビッグバー)のカットに必要なもの】
- マルセイユ石鹸
- ものさし
- まな板
- 包丁
- 電子レンジ
- クッキングシート
【マルセイユ石鹸(ビッグバー)の切り方・カット方法】
- 「ものさし」で「石鹸」の「長さ(3辺)」を測ります。
- 「石鹸」の「ビニール」をとります。
- 「電子レンジ」の中に「クッキングシート」を敷いて「石鹸」を置きます。
- 「電子レンジ」で温めます。
「500W」であれば「30秒」を目安にしましょう。その後は「10秒間隔」で「石鹸」の「温度」をチェックしてください。 - 「人肌程度」に温まったら「クッキングシート」と一体の状態で「電子レンジ」から取り出します。
- 「5」を「まな板」に置いて欠けないようにゆっくりと「半分」にカットします。
- 「6」を再度「電子レンジ」に入れて「10秒間隔」で「石鹸」の「温度」を確認します。
- 「人肌程度」に温まったら「クッキングシート」と一体の状態で「電子レンジ」から取り出します。
- 「8」を「まな板」に置いて欠けないようにゆっくりと「3等分」にカットします。
- 「熱」が冷めたら完成です。
使用しない分は「ラップ」で包んで保存しましょう。
どこで買える?マルセイユ石鹸取扱店・店舗
東急ハンズ・ロフト・高島屋オンラインストアなど
「マルセイユ石鹸」は、「Amazon」や「楽天」をはじめ、以下のような「大手販売店」の「webサイト」でも取り扱っています。実際の「店舗」にてご購入されたい場合は、予めお電話にてご確認の上、お求めになってください。
[1] 東急ハンズネットストア
「東急ハンズネットストア」では、「500円~1,500円」程度の、比較的「小さめサイズ」の「石鹸」をお求めいただけます。尚、「マリウスファーブル」の「ビッグバー」は、現在取り扱っていません。
【公式サイト】東急ハンズネットストア
[2]omni7モール(ロフト)
「omni7モール(ロフト)」では、「500円~1,000円」程度の、比較的「小さめサイズ」の「石鹸」をお求めいただけます。尚、「マリウスファーブル」の「ビッグバー」は、現在取り扱っていません。
【公式サイト】omni7モール(ロフト)
[3]高島屋オンラインストア
「高島屋オンラインストア」では、「1,500円~10,000円」程度の、「ギフト向け」「大容量」の「石鹸」をお求めいただけます。尚、「マリウスファーブル」の「ビッグバー」の取り扱いもあるため、「長期的・継続的に使用したい」とお考えの方には、特におすすめです。
【公式サイト】高島屋オンラインストア
おすすめメーカー:マリウスファーブルにおける特徴と口コミ・値段の目安
「マリウスファーブル」は、「マルセイユ石鹸」の「最大老舗メーカー」として「合成料」「着色料」を一切使用せず、「オリーブオイル」「パームオイル」「ヤシ(ココナッツ)オイル」「塩」「ソーダ」というシンプルな原料に限定するなど、「成分」「製法」などのあらゆる面で徹底したこだわりを持っています。これは、「フランス雇用省・経済産業省」が「EPV(Entreprise du Patrimoine Vivant=生きた文化遺産企業・企業国宝)」に認定するほどです。
また、代々の社長が「製造工程」において「石鹸の味見チェック」をするとのことですから、それだけ「ナチュラル」な素材でつくられた「安心安全石鹸」であると言えるでしょう。
マリウスファーブル:サボン・ド・マルセイユ
【口コミ(@cosmeより)】
かれこれ10年以上使用していますが、洗顔からシャンプー衣類洗濯など、万能に使える石鹸だと思います。私は、10代の頃から頭皮や背中にニキビができるほどの全身オイリーのため、こちらのマルセイユ石鹸を使ってみたのですが、泡立ちが良く滑らかなので、使用感としてはとても気持ち良いです。匂いは少々気になりますが、5分もすれば忘れてしまうほどです。もちろん、しっかりと汚れを落としてくれますので、毛穴汚れ対策もバッチリ。メイク落としとしても綺麗にしてくれるので、思わず感動してしまいました。私の場合は、特に「頭皮」への効果がすごくて、それまで悩んでいた頭皮ニキビが一切できなくなりました。これには、涙が出るほどうれしかったです。ただし、シャンプーとして使用する場合はその後にトリートメントをしてあげないとパサパサとした感じになります。と言っても、普通のシャンプーでもそうですよね。頭皮ケアには、変えていられません。おかげで、頭皮の状態が良好になり、髪も健やかになったことは相乗効果でした。値段としては、200gあたり1000円程度ですが、3ヶ月は持つと思いますので、コスパも十分です。
【値段の目安】
商品名 | 内容量 | 料金・値段(税込) |
---|---|---|
サボン・ド・マルセイユビッグバー | 2.5kg | 10,800円 |
(画像出典:高島屋オンラインストア)
まとめ
ここまで「マルセイユ石鹸の定義と効果」から「使い方」「おすすめのメーカー」についてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
「マルセイユ石鹸」は、以下のような規定をクリアしたものだけが正式に名乗れる、特別な「石鹸」です。
私たちの肌に必要な油分を残しながら、余分な毛穴汚れなどはしっかりと落としてくれますし、「マリウスファーブル」がつくる「本物」は「完全自然派」なので、あらゆる肌タイプの方が安心して使用できます。
継続することで、その効果をより確実に実感することが可能ですので、ぜひお試しになってみてください。
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