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ギムネマの効果と副作用|飲み方・摂取量についても解説

 2018/05/10 健康  

「糖分吸収抑制作用」により、「血糖値上昇を抑える」「ダイエット」「便秘解消」などへの「効果・効能」があるとして、最近注目を集めている「ギムネマ」。

あなたは、すでにお試しになたことがありますか?

ここでは、「ギムネマ(ギムネマ・シルベスタ)の効果・効能」「摂取量の目安」「効果的な飲み方」「副作用」についてわかりやすく解説していきますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

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ギムネマ・シルベスタとは

ギムネマ・シルベスタ

成分|ギムネマ酸・炭水化物など

「ギムネマ・シルベスタ」は、「ガガイモ科のツル性の植物」であり、「インド南部」をはじめ「アフリカ熱帯地域」などに自生しています。

「ギムネマ」の「葉」の部分を噛むと、「舌の甘味を感じる部位に作用して甘味だけを感じなくなるという不思議な特徴がある」ということで、「原産国」のひとつである「インド」では、古くから「糖尿病治療薬」としても取り入れられてきました。

19世紀中頃になると、「イギリス」においてもその「効果に関する科学的研究」が進み、「ギムネマ酸」という「葉」に含まれる成分が「主役」であることが判明。

一般的には、「糖吸収」によって「血糖値上昇」が生じると、「インスリン」が大量に分泌されて「糖尿病の傾向が強くなる」「肥満になる」などの症状を引き起こしますが、「ギムネマ」による「ギムネマ酸」を摂取することにより、「小腸」内で「ブドウ糖吸収抑制作用」が働き、「血糖値上昇抑制=インスリン分泌抑制=糖尿病・肥満の予防改善」へとつながっていくのです。

冒頭でもお伝えしたように、「甘味を感じなくなる」という性質も保持していることから、「ケーキ」などの「スウィーツ」においても「味気を感じなくさせる→食べる気をなくさせる」という効果も得られます。

これは、結果的に「カロリー制限」にもなるため、「ダイエット」には非常に嬉しい作用であると言えるでしょう。

【ギムネマの成分-ギムネマシルベスタ茶100%(山本漢方製薬)100cc(茶葉0.75g)あたりの数値より】

成分 含有量
エネルギー 1kcal
炭水化物 0.2g
ナトリウム 1mg
たんぱく質 0g
脂質 0g

(参考:ギムネマ・シルベスタ(日本サプリメント協会)/ギムネマシルベスタ茶100%(山本漢方製薬株式会社))

キトサンとの違い

「キトサン」とは、「甲殻類(エビ・カニ)」から抽出される「食物繊維」。

非常に質の高いと言われるこの「食物繊維」は、「便秘解消やダイエットへの効果・効能」としても大きな力を発揮します。

「キトサン」と同じように「ギムネマ」にも同様の「効果・効能」が期待できるのですが、「キトサン」には「免疫力向上」、「ギムネマ」には「糖吸収抑制」など、双方で秀でる作用に違いがあり、「便秘解消」に関しても、比較をすれば「キトサン」の方が上回る結果が期待できるのですね。

その「メリット」を活かして、近年では「キトサン」「ギムネマ」を組み合わせて「ダイエット効果」を引き出すという「サプリ」が開発されてきていますので、そちらを利用してみるという価値も大いにあると言えるでしょう。

ギムネマ・シルベスタ茶の甘味・味覚

「青々しい香り」を放ちながら「少々渋味」を持つのが、「ギムネマ茶」。

ここまでお話してきた通り、とっても不思議な特徴を秘めたこの「ギムネマ茶」を飲んだ後に「甘いスウィーツ」などを口にすると、騙されたかのように「甘味」を感じにくくなります。

何と、女性が大好きな「甘いチョコレート」さえ「苦味」を感じるようになってしまうのですね。

これもすべて、「ギムネマ茶」に含まれる「ギムネマ酸」が、「糖の甘味を与えにくくする」という働きをしているからであり、「甘いものをついつい食べ過ぎてしまう」という方には本当におすすめ!

「低カロリー」「ノンカフェイン」であるところも嬉しいポイントです。

(参考:ギムネマ茶って?(ブルックス))

ギムネマの効果・効能

ダイエットへ効果|痩せたという人はいる?

一般的に、「炭水化物」が「体内」にて吸収されるには、「炭水化物+アミラーゼ(酵素)」→「麦芽糖+αグルコシダーゼ(酵素)」→「ブドウ糖」というステップを踏みながら、「ブドウ糖」まで「分解」される必要があります。

「ギムネマ」の主要成分である「ギムネマ酸」は、「αグルコシダーゼ」を阻害し、「麦芽糖」が「ブドウ糖」へと変化することを予め防ぐことで、「糖吸収」をグンと抑制することができるのですね。

もうすでにご想像できるかと思いますが、「ブドウ糖吸収」が抑えられれば、「肥満要因」をも軽減させることができる他、「摂り過ぎてしまった糖」を「中性脂肪」として蓄積されにくくするといった働きも期待できますよ。

実際に「ギムネマを摂取して痩せた」という方もいらっしゃいますので、口コミを見ていくことにしましょう。

いかがでしょうか?

口コミを見る限りでは、みなさん確実な効果を実感されているように思います。

ただし、「早く効果を得たい!」からと言って「過剰摂取」はおすすめできません。

くれぐれも、「用法・容量」を守るようにしてくださいね。

(参考:栄養素カタログNo.23ギムネマ(HEALTHY-One))

血糖値上昇抑制・糖尿病への効果

「血糖値」とは、「血中」に含まれる「ブドウ糖の量」。

私たち人間の「血糖値」は、「小腸にブドウ糖が吸収される」→「血中に運ばれる」→「血糖値が上昇する」→「過剰な血糖値を下げるためにインスリンが分泌される」というように保たれているのですが、「炭水化物過多」のような「食生活」を続けていると、「インスリン」を生み出す「膵臓」が疲弊し、「糖を下げる役割」を努める「インスリン」の分泌が減ってしまいます。

これが、いわゆる「糖尿病」のはじまりです。

「ギムネマ」には、「糖吸収抑制作用」があるため、「血糖値上昇」を抑えながら「膵臓にかかる負担」を減らし、「糖尿病」を予防することができるようになります。

もちろん、「炭水化物の摂り過ぎ」には注意しなければなりませんが、それを前提としたうえで「ギムネマ」を摂取していくことは肯定的に捉えて良いでしょう。

ただし、すでに「糖尿病」を患っていらっしゃる場合は、「ギムネマ摂取」に関して、必ず医師・薬剤師に相談するようにしてください。

(参考:栄養素カタログNo.23ギムネマ(HEALTHY-One))

便秘解消効果

多くの女性を中心に「便秘」に悩まれている方がいらっしゃいますが、これには「生活習慣の乱れ」「運動不足」「ストレス」など、多様な要素が原因となています。

中でも、「食生活の乱れ」は「便秘」に直結していると言えるでしょう。

実は、この「ギムネマ」、「便秘解消への効果・効能が期待できる!」ということを知っていましたか?

一見、「ギムネマと便秘は無関係」と考えられがちですが、「ギムネマ」の摂取によって、「吸収抑制された未消化のものが食物繊維と同様の働きをして便のカサを増やす=排出しやすくする」という作用が生じるのですね。

よく、「ギムネマを摂りはじめたらおならの頻度が高くなった」ということを耳にしますが、これも「腸内蠕動運動が活発化されている」という証拠の1つにあたります。

ギムネマの効果的な飲み方

過剰摂取には注意!摂取量の目安は?

「ギムネマ」は、元々「植物」であることから、「食べ物」として摂取することは困難であり、基本的には「ギムネマ茶」「サプリ」といったかたちで摂取することとなります。

「医薬品」ではなく、「栄養補助食品」に該当するので、「摂取量」の制限もありません。

とは言っても、「摂取量の目安」というものが気になってきますよね。

基本的には、「1日における摂取量の目安」として「ギムネマ酸=30~200mg程度」とされていますが、こちらに関しては、「ギムネマ茶」「サプリ」ともに、「メーカー・製品ごとに決められている用法・容量」がありますので、そちらに従うことが一番効果的です。

メーカー名/比較項目 1日における摂取量の目安
ギムネマシルベスタ茶100%(山本漢方製薬)  3g(1袋)

NLティー100% ギムネマシルベスタ茶(オリヒロ)

2.5g(1袋)

おらが村の健康茶 ギムネマシルベスタ茶(がんこ茶家)

3g(1袋)

仮に、「早く効果を実感したい」とのことで「過剰摂取」をしてしまうと、「頭痛」「だるさ」などの「低血糖症状」を引き起こす恐れがあります。

その点には、十分に注意するようにしましょう。

尚、「糖尿病」を患っていらっしゃる方は、摂取をはじめる前に、必ず医師の診断を受けるようにしてください。

【ギムネマ茶の淹れ方例-やかんの場合-】

  1. 「水(1L)」「茶葉(大さじ1~2杯)」を「やかん」に入れて火にかけます。
  2. 「1」が沸騰してきたら、「泡が出る程度の火加減」で「3~5分程度」を目安に煮詰めていけば完成です。
    煮詰める時間が長くなると、「苦味」が強くなります。

【ギムネマ茶の淹れ方例-急須の場合-】

  1. 「茶葉(大さじ1~2杯)」を「急須」に入れます。
  2. 「1」に「熱湯」を注げば完成です。

(参考:ギムネマの摂取量と副作用(TCN)/【健康茶】ギムネマ(茶卸総本舗))

飲むタイミング|効果的な時間は食後?

「ギムネマ」の代表的な働きとして、「小腸内での糖吸収抑制」というものが挙げられますが、これを効果的に作用させるには、「糖が小腸へと達する前にギムネマが小腸にゴールしている」という状態にしなければなりません。

つまり、「ギムネマを飲むタイミング」として「効果的な時間」は、「食前」!

特に、「特に20~30分前」がベストと言えるでしょう。

ただし、「ダイエット」「食べ過ぎ」以外の効能を得たいという方には、この「食前」に飲むということをおすすめしません。

それは、前述してきましたように、「ギムネマ」には「甘味を感じさせなくする」という魔法のような特徴があるからです。

もし、「食前」に「ギムネマ」を摂取してしまうと、せっかくの美味しい料理を味わえなくなってしまいますし、毎回このような状況が重なると継続していくことさえ困難になりますよね。

もちろん、「とにかくダイエット!」という方には、この作用が好都合に働くので「食前」がベストであることに変わりないのですが、「食事を美味しく味わいながら糖の吸収も抑えていきたい」というのであれば、「食前」よりも効果は劣るものの「食後(食事の直ぐ後)」に摂ると良いでしょう。

(参考:ギムネマの摂取は食前・食後?(TCN))

ギムネマの副作用

「ギムネマ」は、「栄養補助食品」であり、「医薬品」には該当しません。

そのため、基本的には「重度の副作用」は生じないと言われており、安心して摂取していただくことが可能です。

ただし、「血統降下剤」を服用されている方が「ギムネマ」を摂取すると、「頭痛」「だるさ」「震え」といった「低血糖症状」を引き起こすおそれがあります。

詳細は、後述する「低血糖による頭痛に注意?」にて解説していきますので、ご参照ください。

また、「ダイエット」を目的としている場合、「早く痩せたい」との思いが先走り、「過剰摂取」をしてしまうことがあるかもしれません。

ですが、これは間違い。

「用法・容量」を遵守しなければ、上記のような「低血糖症状」に見舞われたり、他の「副作用」を引き起こす危険性が高まりますので、くれぐれも注意してくださいね。

他にも、「貧血を引き起こす」「おならが頻繁に出るようになる」というケースがありますから、こちらについてもお伝えすることにしましょう。

※1:「ギムネマサプリ」をご検討の方は、「サプリ」に含まれる「ギムネマ以外の成分」によって「体調不良」を発生させることもあります。この場合は、すぐに摂取を止め、医師・薬剤師などに相談するようにしてください。

※2:「他の医薬品」を服用されている場合は、「ギムネマ摂取」を始める前に、医師・薬剤師などに相談するようにしてください。

貧血を引き起こす?

「ギムネマ」には、「糖分吸収抑制」の他にも「鉄分吸収抑制」といった働きがあります。

そのため、場合によっては「貧血」を引き起こすことが閑枯れられるのですね。

「貧血気味である」「月経・生理前後で鉄分が不足している」「めまいを起こしやすい」という方は、要注意。

「鉄分不足」に陥ると、「赤血球」が全身に巡りにくくなることから、「慢性的体調不良」をも生じさせることさえあります。

また、「鉄分」は、私たちが想像している以上に「吸収が緩やか」であり、「多くの方が不足しやすい成分の1つ」ですので、該当される方はなるべく「ギムネマ」の摂取をお控えになるようにしてください。

低血糖による頭痛に注意?

「ギムネマ」は、「小腸」内での「糖吸収抑制作用」があることから、逆に「血糖値を下げ過ぎてしまう=低血糖」を引き起こす恐れがあります。

「低血糖」とは、「インシュリン分泌急上昇」によって、「その後一気に血糖値が下がる」ということ。

具体的な症状としては、「頭痛」「倦怠感」「むくみ」「しびれ」「イライラ」などが現れてくるでしょう。

特に、「血糖値を下げる医薬品・処方薬をすでに服用している」という方は、要注意。

極端な例ではありますが、「ギムネマ茶」をお飲みになられた方の尿が「甘い尿」になったということもあるようです。

つまり、それだけ「糖吸収に対する抑制力が高い」ということが言えますね。

ですから、「ギムネマ」を取り入れるとき、くれぐれも「過剰摂取」は控えるようにし、「普段から小食である」という方も、大切な栄養成分が排出されてしまうことが考えられますので、気をつけるようにしてください。

おならが出やすくなる?

頻繁に「ギムネマ」を摂取していると、「食物繊維に似た作用」が大きく働くことで、「おならが出やすくなる」「お腹が張る」といった症状が現れることがあります。

このような症状の「期間(長引くかどうか)」「強さ」には個人差があるものの、「一時的」である場合がほとんど。

ただし、「1ヶ月以上」が経過しても治まる気配がないようであれば、医師・薬剤師に相談するようにしてください。

授乳中でも大丈夫?

「授乳中」は、通常と比較して、さらなる「栄養成分」が必要となってきます。

この場合、「ギムネマ」の摂取による「糖分吸収抑制」「鉄分吸収抑制」などの作用が裏目に出てしまうおそれがありますので、該当する方は「ギムネマ」を控えるようにしてください。

まとめ

ここまで、「ギムネマ(ギムネマ・シルベスタ)の効果・効能」「摂取量の目安」「効果的な飲み方」「副作用」についておつたえしてきましたが、いかがでしたか?

「ギムネマ(ギムネマ・シルベスタ)」の主要成分である「ギムネマ酸」には、「小腸」での「糖吸収抑制作用」があることから、「ダイエット」「血糖値上昇抑制・糖尿病予防」をはじめ、「便秘解消」にも「効果・効能」をもたらしてくれます。

「摂取量」に関しては「過剰摂取」に注意し、必ず「製品」の「用法・容量」を守るようにしましょう。

「おすすめの飲み方」は、「食前」のタイミングに摂ることです。

個人差はあるものの、「貧血」「低血糖」などの「副作用」が生じる場合もありますので、その点もしっかりと念頭に入れるようにしてください。

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