難消化性デキストリンの効果5選【ダイエット・便秘解消】と飲み方・摂取量・タイミング
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最近、さまざまな「特定保健用食品(トクホ)」などの「食品」「飲み物」に取り入れられている、「難消化性デキストリン」。
この「難消化性デキストリン」は、身体に負担をかけずに「食物繊維」をしっかりと補給することができる成分であるということを知っていましたか?
ここでは、「難消化性デキストリンとは何か」というところから「効果・効能」「難消化性デキストリンが含まれる食品・飲み物」などについてわかりやすく解説していきますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね!
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目次
難消化性デキストリンとは?
難消化性デキストリンは添加物?トクホの関与成分?
「難消化性デキストリン」とは、「とうもろこし」「じゃがいも」「小麦」の「澱粉(でんぷん)」からつくられるものであり、国内の「指定添加物」「既存手感化物」には含まれない成分です。「消費者庁」から許可されている「健康保健用食品(トクホ)」に関与しています。
体調をしっかりと整えてくれる働きがある「健康保健用食品(トクホ)」を摂取することによって、その効果効能が医学・栄養学的に証明されているので、日頃から定期的に取り入れるようにすると良いでしょう。
(参考:食物繊維を摂ろう!難消化性デキストリン(大塚製薬))
難消化性デキストリンは水溶性食物繊維
「澱粉(でんぷん)」を焙焼した後に、「アミラーゼ(消化酵素)」で加水分解下中の「難消化性成分」だけを抽出し、調製を施した「水溶性食物繊維」が「難消化性デキストリン」。
これは、欧米化しつつある「日本人の食生活」で不足しがちな「食物繊維」を補給するという目的で、つくり出されるに至りました。
前述したように、「とうもろこし」「じゃがいも」「小麦」などの天然食品に含まれている「澱粉(でんぷん)」から抽出されたものなので、非常に安全性の高い「栄養成分」であると言って良いでしょう。
【難消化性デキストリンの性質】
- 水に溶かすと透明
- 低甘味
- 低粘性(片栗粉のようなとろみはない)
- 優れた耐酸性がある
- 優れた耐熱性がある
栄養成分
「難消化性デキストリン」における「たんぱく質」や「食物繊維」などの具体的な「栄養成分例」は、以下のような数値となっています。
【(例)難消化性デキストリン商品Aの栄養成分】
エネルギー | 115kcal |
---|---|
たんぱく質 | 0.00g |
脂 質 | 0.00g |
炭水化物 | 96.20g |
食物繊維 | 90.0g |
ナトリウム | 1.00mg |
カリウム | 0.00g |
カルシウム | 1.00mg |
灰分 | 0.00g |
マグネシウム | 0.00g |
鉄 | 0.10mg |
水分 | 3.80g |
(参考:食物繊維を摂ろう!難消化性デキストリン(大塚製薬))
糖質・カロリー
「難消化性デキストリン」は「食物繊維」であるものの、「カロリー」があります。
以前は、「食物繊維=カロリー0(ゼロ)」と言われていましたが、最新の研究では、大腸の「腸内細菌発酵」の働きにより、「胃」で消化されない「食物繊維」にも「カロリー」が生じるということが明確になりました。
尚、「難消化性デキストリン1g」に生じる「カロリー」は「約1kcal」です。これは、通常の一般的な「糖質」の「約1/4」にあたります。
加熱するとどうなる?
「難消化性デキストリン」は、「耐酸性」「耐熱性」に優れているため、「加熱」したとしても何の問題も生じません。「パウダー状」の「難消化性デキストリン」であれば、ジャンルにとらわれず、お好みのお料理にご使用いただけます。
イヌリンとの違い
「イヌリン」は、「腸内」で分解されることによって「フラクトオリゴ糖」になります。これは、「腸内善玉菌」を増やすエサ役となるため、「難消化性デキストリン」と比較しても、より効果的に「腸内環境」を整えていくことへとつながります。
一方で、「イヌリン」には以下のような「難消化性デキストリン」との「違い・デメリット」がありますので、1つずつチェックしていきましょう。
【難消化性デキストリンとイヌリンの違い】
比較項目/成分名 | 難消化性デキストリン | イヌリン |
---|---|---|
消費者庁による特定保健用食品(トクホ)の認可 | 認可されている | 認可されていない |
糖質の特徴 | 澱粉(でんぷん) | 体内で吸収されにくい・されない |
摂取量や摂取期間の目安・注意事項 | 特になし/長期服用もOK | 適量を短期間で摂取 |
アレルギーを引き起こす危険性 | 実例報告なし | あり |
お湯や水に溶けやすいか | 水・お湯どちらでも溶ける | お湯にとける/水には溶けない |
味やにおいの特性 | 味やにおいはほとんどない | 甘い味(甘味料としての使用が主) |
デキストリンとの違い
「デキストリン」は、「天然の炭水化物(とうもろこしやじゃがいも由来)」です。
「デキストリン」には、「糖質」と「食物繊維」が豊富に含まれていますが、「糖質制限中」に摂取することで、「食物繊維」の他に「糖質」をも増やしてしまう恐れがあるとともに、「デキストリン」自体も「消化吸収後」に「糖質」として作用するという「デメリット」があります。
したがって、「ダイエット中」の方などには、おすすめできません。
一方の「難消化性デキストリン」は、「天然の炭水化物(とうもろこしやじゃがいも由来)=デキストリン」から「アミラーゼ(消化酵素)」によって「加水分解」をして「抽出されたもの」であり、体内では「水溶性食物繊維」としてしっかりと作用します。
その効果・安全性は「厚生労働省」でも認められており、「栄養成分吸収阻害(ミネラルなど)」「下痢」などの症状も抑えてくれるのです。
ただし、「過剰摂取」によって「腹痛」「お腹を下す」などを引き起こすことも考えられますので、「摂り過ぎ」には十分に注意しましょう。
(参考:糖質制限中にデキストリンを摂取してもよいの?(RIZAP))
難消化性デキストリンの効果5選
内臓脂肪抑制・ダイエットへの効果
「難消化性デキストリン」を「1日3回」の食事の中で「12週」に渡って摂取し続けたところ、「内臓脂肪面積が減少した」という臨床試験結果があります。このことから、「難消化性デキストリン」は、「ダイエット」に対して非常に効果的であると言えるでしょう。
(参考&画像出典:難消化性デキストリンについて学ぶ|「難消化性デキストリン」って何?(レアスウィート))
腸内環境改善・便秘解消効果
「難消化性デキストリン」には、「腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)」を改善するなどといった、「整腸」との関係性の高い「生理作用」があり、実際に「1日5~10g」を目安として摂取することで「排便回数」「便量」がともに増加した、良好になったという臨床試験結果が報告されています。
このことから、「難消化性デキストリン」は、「腸内環境改善」「便秘解消」に対して非常に効果的であると言えるでしょう。
(参考&画像出典:難消化性デキストリンについて学ぶ|「難消化性デキストリン」って何?(レアスウィート))
ミネラル吸収促進効果
「難消化性デキストリン」には、「マグネシウム」「カルシウム」「亜鉛」「鉄」などの「ミネラル成分」の「吸収促進」をするという働きがあるということが、研究によって明確になっています。
(参考&画像出典:難消化性デキストリンについて学ぶ|「難消化性デキストリン」って何?(レアスウィート))
血糖値上昇を抑制|糖質制限で糖尿病予防
食事中に「難消化性デキストリン」を摂取するという臨床試験において、「食後」における「血糖値の急な上昇抑制すること」ができるということが、明らかになりました。
このことから、「難消化性デキストリン」は「糖質制限」「糖尿病予防」にも非常に効果的であると言えるでしょう。
(参考&画像出典:難消化性デキストリンについて学ぶ|「難消化性デキストリン」って何?(レアスウィート))
中性脂肪・コレステロール上昇抑制効果
「難消化性デキストリン」を「食事中」に摂取することで、「脂肪」「糖」の「吸収」を遅らせ、「食後血中中性脂肪・コレステロール上昇」を緩やかにすることができるということが、明らかになっています。
(参考&画像出典:難消化性デキストリンについて学ぶ|「難消化性デキストリン」って何?(レアスウィート))
難消化性デキストリンの使い方
保存方法
「難消化性デキストリン」は、「高温多湿」「直射日光」を避けて、「冷蔵庫」などの「冷暗所」にて保存しましょう。特に、「冷蔵庫」の「野菜室」は通常よりも温度設定が高めであるため、「冷暗所」としてはほど良い環境となっていますので、おすすめです。
筋トレ・プロテイン摂取時の注意
「難消化性デキストリン」を摂取すると「食品・食物吸収」が「遅くなる」ため、「筋トレ後」などの「栄養吸収」を「はやくしたい」という場合は、同時に摂取しないようにしましょう。
難消化性デキストリンの飲み方
摂取・飲むタイミング|食前or食後?いつ飲むのがいい?
「難消化性デキストリン」は、「食事のタイミング(食事中)」に摂取するのがおすすめです。
特に、「脂質」「糖質」が多めの食事メニューのときには、「脂肪・糖吸収」を穏やかにしてくれる働きがあるため、「ダイエット」「血糖値上昇抑制」などを目的としている場合は、この時間帯を利用するようにしてください。
時間はどのくら持続する?
「難消化性デキストリン」の「効果持続時間」は、「腸を通過しているとき」=「短時間」となります。個々の食生活内容によって詳細は変わってきますが、「数値」の変化としては、「当日中」くらいには反映されているでしょう。
1日における摂取量
「難消化性デキストリン」自体は、「天然澱粉(でんぷん)」からつくられている成分であるため、「摂取量」として特に「上限値」は設定されていません。
ただし、「食物繊維」のひとつに挙げられることから、「過剰摂取」によって「お腹が緩くなる」「腹痛が起こる」などの症状があらわれることが考えられますので、以下に示す「1日における摂取量」を目安にしてみてください。
【難消化性デキストリンの1日における摂取量の目安】
成分名 | 1日における摂取量の目安 |
---|---|
難消化性デキストリン | 5~10g |
市販だとどこで買える?薬局・ドラッグストア?薬局・ドラッグストアで買える商品を紹介
ここからは、「難消化性デキストリンを含む食品・飲み物」をいくつかご紹介していきますね!どれも、コンビニや薬局・ドラッグストアにて気軽に購入できるものですので、ぜひお試しになってみてください。
難消化性デキストリンを含む食品
難消化性デキストリンを含む飲み物
まとめ
ここまで、「難消化性デキストリンとは何か」というところから「効果効能」「難消化性デキストリンが含まれる食品・飲み物」などについてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
「難消化性デキストリン」は「とうもろこし」や「小麦」などの「澱粉(でんぷん)」からつくられ、「健康保健用食品(トクホ)」にも関与している成分です。
「食事中」に摂取することによって「脂肪」「糖」の「吸収」を緩やかにし、「血糖値上昇」をしっかりと抑えてくれたり、「内臓脂肪面積」を減少させたりするなど、私たちの健康には非常に効果的なものになっていますので、ぜひ「難消化性デキストリン」を上手く活用した食生活を送るようにしてみてください。
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