マヌカハニーに発がん性がある噂は真実か?副作用や適切な摂取量も解説
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「マヌカハニーに発がん性がある?!」というようなことを聞いたことはありませんか?
私自身は「マヌカハニー」を毎日スプーン1杯程度の量を直接摂取することによって、風邪予防や花粉症の症状改善に役立ったという効果を実感してきたので、これには随分と驚きました。
ところが、さまざまな情報を収集ながら知識を得た結果、うわさで広まっているこの意見が、実は大きな間違いであることを確信。
ここでは、胃痛・下痢・虫歯予防など幅広く効果を発揮する「マヌカハニーに発がん性があるという誤認識が生じた真相」や「1日における適切な摂取量や副作用の有無」までを詳しくお伝えしていきますね。
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目次
マヌカハニーに発がん性があるという噂はどこから出てきたのか
Dr.Christensen,S.によるMGO(メチルグリオキサール)に関する著述と近年の研究
2008年、アメリカの医学博士であるDr.Christensen,S.は以下の内容の著述をしています。
- 「MGO(メチルグリオキサール)」には、細胞の中の染色体に毒性や癌を引き起こす作用、糖尿病の進行させる作用があるとの研究報告がある
- 糖尿病疾患者の血液中には通常よりも高い数値の「MGO(メチルグリオキサール)」が見受けられるが、これは患者自信の体内にて生成されるものであって、食品に含まれている「MGO(メチルグリオキサール)」を摂取しても、細胞の恒常性の維持メカニズムによって、身体にとってマイナスとなる要素は打ち消される
上記の2点をまとめると、《体内で生成されるMGO(メチルグリオキサール)自体には、癌や糖尿病を進行させる作用があるが、食品からMGO(メチルグリオキサール)を摂取したとしても、身体にマイナスとなる影響を及ぼすことはない。糖尿病患者の血液において高数値のMGO(メチルグリオキサール)が見られるのは、患者自身の体内で生成されたものであり、食品摂取とは一切関係ない。》ということになりますね。
近年、こうしたことを踏まえて「MGO(メチルグリオキサール)」に関する関心度が非常に高まってきており、ハンガリーのブタペストにある医療機関・センメルワイス総合医科大学では、「細胞を増やしていくときに必要となってくるエネルギー通貨=ATPを生成するための酸素群の活性自体を阻害して、細胞を死滅させる作用がある」ということが確認されました。
つまり、「MGO(メチルグリオキサール)」には、癌細胞を死滅させる作用=抗癌作用の効果があるということです。(ただし、こうした「MGO(メチルグリオキサール)」の抗癌作用のメカニズムは、未だに解明されていません)
現に、インドの化学研究所教授であるマンジュレイ氏が行った「末期の癌患者19名」を対象とした治療では、「11名」を救命し「5名」を症状安定化へと導くことに成功。その効果・効能を実証しています。
東北大学小川晋准教授の研究はあくまでも「糖尿病とMGO(メチルグリオキサール)」に関するもの
日本国内の研究機関においても、今から7年ほど前にあたる2010年8月、専門誌である「Hypertension(電子版)」にて、東北大学大学院医学系研究科小川晋准教授を中心とした研究グループによって「糖尿病合併症の進展予測物質を同定―血中メチルグリオキサールは5年後の糖尿病性血管障害進展を予測する―」と題する研究論文にて「一部の糖尿病患者にMGO(メチルグリオキサール)の蓄積が見られる」といった内容のものが掲載されました。
世間では、「マヌカハニーに含まれるMGO(メチルグリオキサール)を体内に摂取したときにも、糖尿病を進展させる危険性があるのか?」というような疑問を抱かれる方が出たり、「東北大学の研究報告にてマヌカハニーに発がん性物質も含まれると発表された」といった誤った内容の記載がインターネット上で公開されたりするなどの混乱を招いています。
しかし、体内へと経口摂取される「マヌカハニー」の「MGO(メチルグリオキサール)」と東北大学の糖尿病研究との関連性については大きな根拠となるデータもないことから、不明の状態。
実際のところ、「一部の糖尿病患者にどうしてMGO(メチルグリオキサール)が蓄積されてしまうのか」というメカニズムさえも解明されてはいないですし、そもそも「MGO(メチルグリオキサール)」自体が「糖尿病性血管障害」が進行する原因となっているのか、それとも「何かしらの原因によってMGO(メチルグリオキサール)が蓄積してしまうのか」さえも明確ではありません。
専門誌に掲載された東北大学の研究論文は、あくまで「体内で生産されるMGO(メチルグリオキサール)の値が血液中に高いとされる糖尿病患者例では5年間の血管障害といったものがより強力に進む」という内容です。
このように、小川准教授の研究は「MGO(メチルグリオキサール)と糖尿病」に関するものであり、一部の噂として広まっているような「食品に含まれるMGO(メチルグリオキサール)を摂取することで体内に発がん性物質が侵入する」などといった研究結果は発表されていません。
結論:マヌカハニーに発がん性はない
お伝えしてきた通り、仮に「マヌカハニー」のような食品の中に含有される「MGO(メチルグリオキサール)」を体内に摂取したとしても、身体にとってマイナス要因の成分は細胞の恒常性の維持メカニズムが働くことで除去しますし、吸収した食品の他物質・成分が同じ食品中のMGO(メチルグリオキサール)を打ち消すこともあります。
このように、今日までの研究段階では、「マヌカハニーを摂取することと糖尿病の研究結果との直接的な関係はない」といって間違いありませんし、東北大学小川准教授は「一部で誤認されていたような食品中のMGO(メチルグリオキサール)を摂取することが癌に影響するなどと記載したこと全くなく、事実無根である」とおっしゃっているのです。
つまり、「マヌカハニーには癌を発病してしまう恐れがあるような発がん性がある」ということは、非常に飛躍した意見・考察であると言えます。
現に半世紀以上もの間「マヌカハニー」を摂取してきても、身体の健康への悪影響が及ぶという副作用は起きていません。
むしろマヌカハニーには抗癌性作用がある?
ここまで、「マヌカハニーなどの食品から摂取されるMGO(メチルグリオキサール)のマイナス要素は体内にて除去されるので、身体に影響を及ぼすような発がん性はない」と断言してきましたが、それどころか、「MGO(メチルグリオキサール)」は癌(ガン)細胞に対する「抗癌作用」の働きがあることから、「癌患者への治療の効果・効能・予防」を期待することができます。
つまり、「マヌカハニーに含まれているMGO(メチルグリオキサール)には抗癌作用がある」ということなのですね。
なぜ「マヌカハニーに発がん性がある」という誤った内容がここまで広まってしまったのか、その細かな点については何とも言えないところですが、私たちの身体に悪影響・副作用はないということで、理解していただいて問題ありません。
参考URL:http://www.tcn.co.jp/pps/manuka/tohoku-univ.html
マヌカハニーの適切な摂取方法・摂取量と副作用
副作用の心配は不要
「マヌカハニー」に限らず、単独の食品を偏食したり過剰に摂取したりすること自体が、健康面において望ましいことではありません。1日(一日)における適切な摂取量を目安に、食べ過ぎることのないように心がけましょう。
ただし、誤って「マヌカハニー」を過剰に摂取してしまったとしても、特殊な病気・重病を患うような副作用の心配はほぼないですので、安心してくださいね。
摂取のベストタイミング
おすすめは、「食事の約1時間前」および「就寝から約1時間前」。
消化不良の改善やピロリ菌抑制の効果があるため、「空腹時」の摂取が重要なポイントとなります。
1日における摂取量の目安
風邪予防・胃腸の調整・免疫力アップ
おすすめは、「1回:5~15ml」を「1日:3~4回」に分けて直接摂取。下痢症状の改善にも効果的です。
胃腸に関する疾患の改善
はじめは、「1回:15ml」を「1日:4回」に分けて直接摂取。その後は徐々に摂取量を減らしていくと良いでしょう。
摂取時に気をつけたいこと
「マヌカハニー」の成分をしっかりと体内に吸収させるためにも、摂取直後の水分補給はできるだけ避け、一度口に入れた「マヌカハニー」はゆっくりと時間をかけて味わいましょう。
まとめ
ここまでお伝えしてきた通り、「マヌカハニーに発がん性物質がある」という情報は明らかな誤認であり、そのような副作用の心配は一切必要ありません。
それどころか、「マヌカハニー」は「抗癌作用」を有することから、「癌治療」において多大なる効果を発揮してくれるのです。
風邪予防や胃腸の整腸などを目的とする場合、基本的には1回につき「5~15ml」の摂取量を食前や就寝前をタイミングとして1日に「3~4回」、直接摂取するようにしましょう。
個人差はありますが、私が実践したように、1日1回でも花粉症などに効き目をもたらしてくれますよ!
また、「マヌカハニー」には、以下のようにさまざまな症状を改善・予防させる効果・効能があります。過剰摂取は身体に良いことではありませんが、適切な摂取量を守り、健康的な生活を送るようにしてみてはいかがでしょうか?
- 癌(ガン)
- 糖尿病
- 大腸菌・ピロリ菌・化膿レンサ球菌・腸球菌などがもととなる腸疾患
- 消化性潰瘍
- コレステロール値の調整
- 整腸作用
- インフルエンザ
- 風邪(鼻づまり・喉の痛みなど)
- 副鼻腔炎
- 口内炎
- 虫歯・歯周病
- 傷(切り傷・すり傷・やけど・創傷など)
- その他の炎症
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