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ナンプラーの代用品になるもの5つ【代わりになるものは:薄口醤油&日本製魚醤&●●】

 2018/01/28 その他  

「アジア・エスニック料理」の代表的な「調味料」として有名な「ナンプラー」。でも、「早速家庭で料理をつくろうとしていたのにナンプラーを買い忘れた&スーパーに良いものを見つけられなかった」ということや「ナンプラーの塩分が気になって手を出せなかった」という経験はありませんか?

ここでは、「ナンプラーの代わり・代用品」としておすすめのものや「ナンプラーとはそもそも何か」「おすすめのレシピ」などについてわかりやすく解説していきますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

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ナンプラーの代用品!代わりになるものは?

「ナンプラーを使いたいのだけれど今すぐ買いに行けない/近所のスーパーに売っていない」

そんなときに「ナンプラー代用品」として活躍してくれるのが、以下の2つの調味料となります。

ただし、「エスニック風味(甘味・酸味)」の点では、どうしても「ナンプラー」には及びません。「ナンプラー」が決め手となるような料理の忠実な再現は難しいということだけご理解いただいた上で、参考にしてみてください。

薄口醤油

「魚由来」の「ナンプラー」と「大豆由来」の「薄口醤油」とでは、「味」や「香り」に違いはあるものの、「塩加減だけを再現したい」という場合であれば、十分に「代わり・代用」が可能です。(塩分量が近いため)

むしろ、「ナンプラー特有の臭い匂いが苦手」という方には、「薄口醤油」の方が「お好みの味付け」に近づけることができるでしょう。

さらに、「薄口醤油」に「レモン果汁」をプラスすることで、より「風味高いもの」に仕上がりますので、この先でご紹介する「ナンプラーの作り方」をご覧になってみてください。

魚醤-しょっつる・いしるなど-

「ナンプラー」は、「日本」で言う「魚醤」です。「メーカー」によって「塩分濃度」などにはかなり「差」があるため、各商品に応じた「分量調整」は必要であるものの、その多くが「ナンプラーと同程度の量」で「代わり・代用す」とすることができます。

一言で「魚醤」と言っても、「ハタハタ」を原料とした「しょっつる(秋田県産)」・「イカナゴ」を原料とした「いかなご醤油」・「鰯・鯖」を原料とした「いしる(石川県産)」・「イカ」を原料とした「いしり(石川県産)」など様々ですので、余裕があれば、色々な商品をお試しになってみてください。

料理の回数を重ねていく上で、本場の「ナンプラー」よりも、あなたに合ったもの(魚醤)に出会えるかもしれません。

醤油+レモン果汁

「ナンプラー」は「独特甘味と酸味が加わった醤油」と言い換えることもできる調味料であることから、「代わり・代用品」としてのベースは「醤油」が一番合っていると言えるでしょう。

ここからは、その「醤油」をベースとした「ナンプラーの代わり・代用品の作り方」についてご紹介していきますね!

【材料】

  • 醤油(薄口醤油がベスト)=大さじ1杯
  • レモン果汁=大さじ1/3~1/2杯

【作り方】

  1. 「醤油(薄口醤油)」に「レモン果汁」を混ぜ合わせれば完成です。

※「ナンプラー」そのものが決め手となる料理にはおすすめできません。

醤油+アンチョビ+刻み生姜・にんにく

【材料】

  • 醤油(薄口醤油がベスト)=大さじ2+1/2杯
  • アンチョビ=20g
  • アンチョビ汁=小さじ1~2杯
  • 刻み生姜・にんにく=お好みでOK

【作り方】

  1. 「アンチョビ」を細かく潰します。
  2. 「1」と「醤油(薄口醤油)」「アンチョビ汁」「刻み生姜・にんにく(なしでもOK)」を混ぜ合わせれば完成です。

※「ナンプラー」そのものが決め手となる料理にはおすすめできません。

醤油+オイスターソース++レモン果汁+塩

【材料】

  • 醤油(薄口醤油がベスト)=大さじ1杯
  • レモン果汁=大さじ1/2杯
  • オイスターソース=小さじ1/2杯
  • 塩=2つまみ程度

【作り方】

  1. 「醤油(薄口醤油)」に「レモン果汁」「オイスターソース」「塩」を混ぜ合わせれば完成です。

※「ナンプラー」そのものが決め手となる料理にはおすすめできません。

【自作】ナンプラーの作り方

「やっぱり、ナンプラーの代わり・代用品ではなくて、ナンプラーそのものを作ってみたい!」という方もいらっしゃいますよね。そんなあなたのために、ここからは「ナンプラーそのものの作り方」についてご紹介していきます!

【材料】

  • いわし(魚)=400g程度
  • 塩=100g程度

【作り方】

  1. 「いわし(魚)」を「塩漬け」にして「1~1.5年程度」を目安に「熟成(放置)」させます。
  2. 「1」を「ろ過」してあげれば完成です。

そもそもナンプラーとは?

ナンプラーとは

ナンプラーって何?原料は?

「ナンプラー」とは、「タイ語」で「水(nam)」と「魚(pla)」と言う意味の「液体状調味料」=「魚醤」。「カタクチイワシ」などの「小魚」が「原料」であり、これらを「大量の塩」に漬け込むことで「半年~2年程度」の時間をかけて、「熟成・発酵」させてつくられます。

「熟成・発酵」が進んでいくにつれて「液体」が上積みとなって溜まりはじめ、この「液体部分」だけを集めたものが、最終的な「魚醤」です。

また、同じ「ナンプラー」でも「1番絞り」「1~3級品」などの「区分」がなされているのも大きな特徴ですが、私たちが普段の「料理」に使用するものは、主に「3級品」に該当するものが多いと言えるでしょう。

尚、「製品化」をしていく中で「砂糖」が入っているものと入っていないものとに分かれますが、「砂糖入り」であれば「マイルド」であるため「スープ類」、「砂糖なし」であれば「際立った味」であるため「つけダレ」などにおすすめとなります。

【ナンプラーの区分】

1級品 「1番搾り(最初に液体を取り出した)」に「砂糖」を加えたもの(「砂糖」を加えないものもある)。酸味はほぼない。
2級品 「1番搾り」に「食塩水」「アミノ酸液」を加えてさらに「熟成」させた「2番搾り」に「酢酸」を加えたもの。酸味が多少ある。
3級品 「2級品」に「食塩水」を加えて沸騰させた後に「人工アミノ酸」「酢酸」を加えたもの。酸味がかなりある。

ナンプラーの種類[ニョクマム(ヌクマム)やプリックナンプラーとの違いは?]

前述したように、「ナンプラー」とは「タイ」の「調味料」のことを言いますが、ベースは「魚醤」であり、近隣国の「ベトナム」では「ナンプラー」と類似した「オリジナルのもの」が存在します。基本的に、「作り方」は同じです。

以下に、その「種類」や「違い」についてまとめたものを記載しますので、参考にしてみてください。

【ナンプラーの種類と違い】

ナンプラー タイ カタクチイワシ 魚の香りは弱め/塩味が強め ナトリウム(塩分)が多め
ニョクマム(ヌクマム) ベトナム カタクチイワシ 魚の香りが強め たんぱく質(アミノ酸)が多め
プリックナンプラー タイ カタクチイワシ 「ナンプラー」に「辛味」「酸味」「香味」を加えている

栄養成分の特徴[糖質・塩分濃度は?]

「ナンプラー」の「旨味」の秘訣は、「豊富なアミノ酸」にありますが、「塩分濃度」は「22%」と比較的高く、「高血圧」「腎臓疾患」を患ってらっしゃる方は、「摂取量」に注意が必要です。

尚、その他「栄養成分」に関しては、以下の「ナンプラー商品」を参考にまとめていますので、参考にしてみてください。

※日本の「醤油」の「塩分濃度」は「12~15%」となっていますので、目安としてみてください。

【ナンプラーの栄養成分(100gあたり)-ナンプラー(youki・ユウキ)より-】

ナンプラー

原材料 魚エキス(魚介類)、食塩
エネルギー
61kcal
炭水化物 1.1g
たんぱく質 14.1g
脂質 0.1g
糖質 約2.7g
ナトリウム 8,268mg
食塩相当量 21.0g

味は?臭い匂いはどうにかならないの?

「ナンプラー」は、タイの方でも「醤油の方がおいしい」という方がいらっしゃるほど、「クセの強い調味料」です。そのため、「匂い」に関しても特徴的で、「発酵独特」の「臭いもの」が鼻にくることが多いでしょう。

ですが、その分「料理」に使用すると、「旨味」をより一層惹き立ててくれますし、「加熱」によって、ある程度の「臭い匂い」を抑えることも可能です。もし、「薄味に仕上げたい」のであれば、「醤油ベース」の「代用品」をご使用になられることをおすすめします。

最適な使い道・使い方!ナンプラーを使っ た料理

ガパオライス

【材料(2人分)】

  • 豚挽き肉or鶏挽き肉=200g
  • ピーマン=1個
  • 小松菜=1株
  • 赤唐辛子(小口切り)=少々
  • にんにく(粗みじん切り)=1片分
  • 卵=2つ
  • ご飯=300g程度
  • ナンプラー=大さじ1杯
  • オイスターソース=大さじ1/2杯
  • バジル=小さじ1/2杯
  • オリーブオイル=大さじ1/2杯
  • お酒=大さじ1杯
  • 黒糖or三温糖=小さじ1杯

【作り方】

  1. 「小松菜」の「茎」と「葉」に分けて「1cm」にカットします。
  2. 「ピーマン」を「縦半分」にして「1cm四方」にカットします。
  3. 「フライパン」に「オリーブオイル」「赤唐辛子」「にんにく」を入れて「中火」で熱します。
  4. 「3」に「香り」が出てきたら「豚挽き肉or鶏挽き肉」を加えてほぐしながら炒めます。
  5. 「4」の「挽き肉の色」が変わってきたら「小松菜の茎」「ピーマン」を加えて「色鮮やか」になるまで炒めます。
  6. 「5」に「小松菜の葉」「ナンプラー」「オイスターソース」「お酒」「黒糖or三温糖」を加えて炒めます。
  7. 「6」に「バジル」を加えて火を止めます。
  8. 「お皿」に「ご飯」を盛り付けて「7」の具材をのせます。
  9. 「フライパン」をさっと洗います。
  10. 「9」の「フライパン」に「オリーブオイル(大さじ1杯)」を加えて「卵」で「目玉焼き」をつくります。
  11. 「10」の「目玉焼き」を「8」の「ご飯」の上にのせれば完成です。

蒸し鶏-ベトナム風味-

【材料(4人分)】

  • 鶏もも肉=600g
  • 生姜(みじん切り)=大さじ1杯
  • 赤唐辛子=2本
  • ナンプラー=大さじ3杯
  • レモン果汁=大さじ1杯
  • 酢=大さじ1+1/2杯
  • 黒糖or三温糖=1~2杯
  • 水=大さじ2杯
  • 塩=少々
  • こしょう=少々
  • お酒=少々
  • きゅうり=お好み
  • レタス=お好み

【作り方】

  1. 「赤唐辛子」の「種」と「へた」を取り除いて「縦半分」にカットします。
  2. 「1」を「5mm幅」にカットします。
  3. 「2」と「生姜」「ナンプラー」「レモン果汁」「酢」「黒糖or三温糖」「水」を混ぜ合わせれば「ソース」の完成です。
  4. 「きゅうり」を「めん棒」で粗くたたいて「1口サイズ」にカットします。
  5. 「レタス」を「1口サイズ」にちぎります。
  6. 「鶏もも肉」の「余分な脂」を取り除いて「縦半分」にカットします。
  7. 「6」に「塩」「こしょう」を少々ふりかけます。
  8. 「耐熱皿」に「鶏もも肉」を重ならないように並べて「お酒」を少々ふりかけます。
  9. 「8」に「ラップ」をかけて「電子レンジ」で「8~10分程度」を目安に加熱します。(竹串をさして血が混ざった汁が出なければ大丈夫です)
  10. 「9」を取り出して「1cm幅」にカットします。
  11. 「お皿」に「きゅうり」「レタス」と「鶏もも肉」をもりつけて「ソース」をかければ完成です。

パプリカとナンプラーのチャーハン

【材料(4人分)】

  • パプリカ=1
  • 豚挽き肉or鶏挽き肉=100g
  • ご飯=700g
  • ナンプラー=大さじ2杯
  • にんにく(みじん切り)=1片分
  • 赤唐辛子=1本
  • ねぎ=1/2本
  • 白炒りごま=お好み
  • 塩=少々
  • こしょう=少々
  • オリーブオイル=大さじ1杯
  • お酒=大さじ1杯

【作り方】

  1. 「赤唐辛子」の「種」と「へた」を取り除いて「小口切り」にカットします。
  2. 「ねぎ」を「みじん切り」にカットします。
  3. 「パプリカ」を「お好きな大きさ」にカットします。
  4. 「フライパン」に「オリーブオイル」を加えて「強火」で熱します。
  5. 「4」に「豚挽き肉or鶏挽き肉」「塩」「こしょう」を加えてほぐしながら炒めます。
  6. 「5」の「色」が変わったら「にんにく」「ねぎ」を加えて炒めます。
  7. 「6」の「香り」がしてきたら「赤唐辛子」「ご飯」を加えて炒めます。
  8. 「7」に「お酒」「ナンプラー」「塩」「こしょう」を加えて「味」を調えます。
  9. 「8」に「パプリカ」を加えて炒めたら「お皿」に盛り付けます。
  10. 「9」にお好みで「白炒りごま」をふりかけたら完成です。

ナンプラーの価格・値段

「ナンプラー」の「価格・値段」は、「一般的なもの」で「300円程度(70~100ml)」、「プロも愛用するこだわり品」であれば、「1,000円~(200ml程度)」が目安となります。

以下に、各代表商品を記載しますので、ご購入の際の参考にしてみてください。

[1]ナンプラー(youki・ユウキ)

ナンプラー(youki・ユウキ)

商品名 ナンプラー
メーカー・ブランド youki・ユウキ
価格・値段 70g=260円(税別)
公式サイト ナンプラー(youki・ユウキ)

[2]プレミアムフィッシュソース・ナンプラー(Megachef・メガシェフ)

プレミアムフィッシュソース・ナンプラー(Megachef・メガシェフ)

商品名 プレミアムフィッシュソース・ナンプラー
メーカー・ブランド Megachef・メガシェフ
価格・値段 200ml=1,037円(税込)
Amazon購入サイト プレミアムフィッシュソース・ナンプラー(Megachef・メガシェフ)

まとめ

ここまで、「ナンプラーの代わり・代用品」としておすすめのものや「ナンプラーとはそもそも何か」「おすすめのレシピ」などについてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?

「ナンプラー」は、「タイ」の「魚醤」。「アジア・エスニック料理」として定番の「ガパオライス」などにおける「調味料」としては必須の存在ということもあって、「料理」の「味付け」に使用すると「旨味」が増すことは確かですが、「匂い対策」や「塩分使用量」が気になる場合はには注意が必要です。

そういった場合には、今回ご紹介した「ナンプラーの代わり・代用品」や「自作レシピ」を参考に、あなたの「オリジナルナンプラー」をつくっみてくださいね。

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