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体に悪いって本当?グレープシードオイルの効果・効能と危険性|揚げ物には使えない?

 2018/01/26 健康  

「食用植物性オイル」と言うと「オリーブオイル」のイメージが強いかと思いますが、この「オリーブオイル」と比較しても「クセ」がなく、「サラッ」としている「グレープシードオイル」があるということを知っていましたか?

一方で、「グレープシードオイルは体に悪い」という評判が多く出ているということも、事実として挙げられます。

ここでは、「グレープシードオイルの栄養成分」「効果・効能」「危険性(体に悪いというのは本当なのか)」「おすすめの使い方」などをわかりやすくお伝えしていきますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

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グレープシードオイルとは

グレープシードオイル

低温ではなく高温圧搾法によるオイル

「グレープシードオイル」は、「ワイン蒸留後」に残った「油分13%程度」の「ぶどうの種子」を「洗浄・乾燥」させ、「高温圧搾法」によって抽出される「食用&キャリアオイル(無色)」です。

「植物オイル」の中では、比較的「サラッ」とした使い心地で「低刺激」。「肌」との「親和性」も高く、「保湿・浸透力」に優れていることから、「幅広い肌質」の方におすすめできます。

栄養成分表-カロリー[オメガ3系ではなくオメガ6系]

「グレープシードオイル」には「βカロテン」「ビタミンC」「ビタミンD」「ビタミンE(オリーブオイルの2倍以上)」「ポリフェノール(オリーブオイルの2倍以上)」などの「アンチエイジング(抗酸化)・栄養成分」をはじめ、「不飽和脂肪酸」に属する「オメガ6系脂肪酸・リノール酸」が「約70%」も含まれています。

「不飽和脂肪酸」というと、大きく「オメガ3系」「オメガ6系」「オメガ9系」の「3つ」に分けられますが、それぞれ以下のような性質を持つのが特徴的です。

また、「コレステロール」が「0(ゼロ)」というのも、嬉しい点と言えるでしょう。

【不飽和脂肪酸-オメガ3系・オメガ6系・オメガ9系-の特徴】

オメガ3系
  • 「DHA」「EPA」「αリノレン酸」などによって「代謝アップ」「ダイエット効果」を期待できる
オメガ6系
  • 「体内合成」が不可能=食品などからの摂取が必要
  • 「悪玉コレステロール」を「低下」させる=「生活習慣病予防効果」を期待できる
  • 「過剰摂取」は「善玉コレステロール」も「低下」させてしまうので注意が必要
オメガ9系
  •  「オレイン酸」によって「悪玉コレステロールを「低下」させる=「血液サラサラ効果」が期待できる

【グレープシードオイルの栄養成分表(11g=1日の摂取目安量あたり)】

カロリー・エネルギー 99kcal
炭水化物 0g
たんぱく質 0g
脂質 11g
ビタミンE 2.7mg
コレステロール 0mg
食塩相当量 0g
リノール酸 7g
飽和脂肪酸 10%

(参考:ヘルシーグレープシードオイル(AJINOMOTO))

どんな味・匂い?

「グレープシードオイル」には、「味」「匂い」が「ほとんどない」というのが、1つの特徴です。「ドレッシング用」の「オイル」として使用されることをおすすめします。

(参考:味・においが軽い! グレープシードオイル(oisix))

オリーブオイルとの違いは?代用は可能?

前述したように「グレープシードオイル」は「オメガ6系オイル」ですが、「オリーブオイル」は「オメガ9系オイル」に属しています。そのため、根本的な性質による「効果」を求めるのであれば、「オリーブオイル」を「代用」として使用することはできません。

「リノール酸」がメインとなる「脂肪組織」を持つ「グレープシードオイル」は、「熱」によって「酸化」を招きますが、「オリーブオイル」は「熱」に「強い」。よって、「高温加熱調理」には、迷うことなく「オリーブオイル」を選択されると良いでしょう。

ただし、「オリーブオイル」には、「独創的な風味」があるため、どうしても「合わない」という「料理」が出てきてしまうのがデメリット。そういった点で、「グレープシードオイル」の「クセの無さ」は大きな「メリット」と言えるのですが、「加熱」に「弱い」というところは、非常に残念ですね。

揚げ物・天ぷら・炒め物で使用できるのか

高温加熱調理には不向き[酸化しやすい?しにくい?トランス脂肪酸にも注意]

前述したように「グレープシードオイル」は、「リノール酸」がメインとなる「脂肪酸組成」であることから「酸化」しやすく、「トランス脂肪酸」をはじめとする「有害物質」が生じる恐れがあるため、「揚げ物・天ぷら・炒め物」などの「高温加熱調理」には向いていません。

ですから、「食用オイル」としては、「ドレッシング」など「加熱」の必要ないものに使用するようにしてください。ただし、「調理後の温かい料理」に「少々混ぜる程度」であれば、大きな問題はないと言って良いでしょう。

おすすめの保存方法

「未開封」「開封後」ともに、「グレープシードオイル」の場合は、「常温暗所保存(室温程度)」が基本です。「冷蔵庫」の中に置いておくと、「白濁」して「固まる」ことが多いですが、温めると元に戻りますので、そちらでも構いません。

尚、「開封後」に「ドレッシングなど(生の状態)」でご使用される場合は、「1ヶ月程度」を目安として使い切るようにしてください。

(参考:グレープシードオイル(イシダフーズ))

グレープシードオイルの効果・効能

美髪・ヘアケア効果

「グレープシードオイル」は、「アレルギー性」「肌への刺激」が少なく、「あらゆる肌タイプ」の方に適した「オイル」です。さらに「不足している脂肪酸」を「オレイン酸」が補いながら「頭皮」へ「潤い」を与えてくれるので、「抜け毛」「痒み」「フケ」などの「予防改善」への「効果・効能」が期待できます。

ダイエット効果

「グレープシードオイル」には、「必須脂肪酸(オレイン酸など)」「ポリフェノール」「ビタミンE」などが豊富に含まれており、「代謝向上」「デトックス」「むくみ解消」「脂肪燃焼」へと作用するため、「ダイエット」への「効果・効能」が期待できます。

便秘改善効果

「グレープシードオイル」には、「必須脂肪酸(オレイン酸など)」などが豊富に含まれており、「整腸作用」が促されるため、「便秘改善」への「効果・効能」が期待できます。

美肌・美白効果-日焼け対策・ニキビ改善など-

「グレープシードオイル」には、「リノール酸」などが豊富に含まれており、「抗酸化作用・フリーラジカル作用(老化防止)」が促される他、「OPC(オリゴマープロアントシアニジン)」という「フラボノイド成分」が「細胞レベル」で「コラーゲン修復」をサポートしてくれることから、「美肌・美白」への「効果・効能」が期待できます。

「肌」を「柔らかい」性質へとも導いてくれるので、「ニキビ予防・改善」にもおすすめです。

水虫改善効果

「グレープシードオイル」には、「殺菌作用」があることから、「水虫改善」への「効果・効能」が期待できます。

グレープシードオイルの美容面での使い方

フェイスマッサージ

「グレープシードオイル」は、非常に「軽」く、「サラッ」としていながら「肌吸収率」が高いところがおすすめポイントです。ゆっくりと時間をかけて「フェイスマッサージ」をしてあげましょう。

【使い方】

  1. 「数滴」の「グレープシードオイル」を「手のひら」でよくなじませます。
  2. 「1」を「気になる部分」にゆっくりと塗り込んでいけばOKです。

ボディマッサージ

「肘(ひじ)」「膝(ひざ)」「かかと」などの「乾燥しやすい部分」や「首筋・リンパ」「耳下・鎖骨」に「マッサージ」してあげると効果的です。

【使い方】

  1. 「数滴」の「グレープシードオイル」を「手のひら」でよくなじませます。
  2. 「1」を「気になる部分」にゆっくりと塗り込んでいけばOKです。

ベビーマッサージ-赤ちゃんでも安心-

「天然成分100%」の 「グレープシードオイル」であれば、「赤ちゃん」の「ベビーマッサージ」としても安心してご使用いただけます。

【使い方】

  1. 「数滴」の「グレープシードオイル」を「手のひら」でよくなじませます。
  2. 「1」を「気になる部分」にゆっくりと塗り込んでいけばOKです。

顔に塗る-基礎化粧品の材料として-

「グレープシードオイル」には「クセ」がなく「保湿力」があるので、「化粧水」「保湿クリーム」の「材料」としてのご使用もおすすめです。まずは、普段ご使用の「基礎化粧品」に「数滴」混ぜて、お試しになってみてください。

【使い方】

  1. 「数滴」の「グレープシードオイル」を「普段使いしている基礎化粧品(化粧水・保湿クリームなど)」と混ぜ合わせます。
  2. 「1」を「気になる部分」にそっと包み込むように浸透させていけばOKです。

メイク落とし・クレンジング

「グレープシードオイル」は、「メイク落とし・クレンジング」としての使用もおすすめです。

【使い方】

  1. 「適量(コイン程度の量が目安)」の「グレープシードオイル」を「手」に取ります。
  2. 「1」を「顔全体」にゆっくりと「円を描くように」なじませていけばOKです。目の周りにも安心してご使用ください。
  3. よくなじんできたら「コットンで拭き取る」か「ぬるま湯で洗い流す」ようにしましょう。

ヘアオイル

「グレープシードオイル」を使用することで、「女性ホルモン流出」を「抑制」し、「毛根・根元」に「栄養」をしっかりと補給。その結果、「髪」自体が丈夫になり、次第に「ツヤ」も生まれていきます。

【使い方1】

  1. 「髪」を「洗う前」に「適量」の「グレープシードオイル」を手に取って「地肌」に「擦り込むよう」に「頭皮マッサージ」を行います。
  2. 「髪」を洗います。
  3. 「地肌」に「ドライヤー(熱風)」を直接当てないように乾かしてあげればOKです。

【使い方2】

  1. 「髪」を「乾かすタイミング」で「1滴」の「グレープシードオイル」を「髪」につけます。
    これによって、「髪」がしっかりと潤い、「サラサラ」とした仕上がりになりますよ!「うねり」「パサつき」にも効果的です。

ヘアトリートメント

「グレープシードオイル」の「トリートメント」への使用も非常におすすめ!ぜひ、以下の「使い方」を参考にして、お試しになってみてください。

【使い方】

  1. 「テーブルスプーン4杯分」の「グレープシードオイル」に「お好きなエッセンシャルオイル」を「1~2滴」加えます。
  2. 「1」を「封」ができる「袋(ビニール袋など)」に入れて温めます。
    「湯船の上」に浮かせるなどすると良いでしょう。
  3. 「シャンプー後」の「髪全体」に「2」をしっかりと塗り込みます。
  4. 「濡れたタオル」で「3」の「髪全体」を覆い「20分程度」時間をかけて浸透させます。
  5. 「4」を「ぬるま湯」でよくすすいであげればOKです。

グレープシードオイルは体に悪いの?危険性は?

加熱調理による影響・危険性[揚げ物・天ぷら・炒め物には注意]

前述したように「グレープシードオイル」は、「リノール酸」がメインとなる「脂肪酸組成」であることから「酸化」しやすく、「トランス脂肪酸」をはじめとする「有害物質」が生じる恐れがあります。

そのため、「揚げ物・天ぷら・炒め物」などの「高温加熱調理」への使用は控え、「ドレッシング」など「加熱」の必要ないものに使用するようにしましょう。ただし、「調理後の温かい料理」に「少々混ぜる程度」であれば、大きな問題はありません。

摂取量やアレルギーへの影響・危険性

「グレープシードオイル」は、多くのエステサロンにて「マッサージ」などの「キャリアオイル」として使用されているほど、「アレルギーを引き起こしにくいオイル」です。「摂取」によっては、「花粉症」「アトピー」などの「アレルギー症状」に対しても「効果・効能」が期待できます。

もちろん、どんなに高評価のものであっても「100%安全=危険性がない」とは言い切れません。何かしらの「影響」についてご心配であれば、まずは「摂取量」を「少量」に抑えるところから、お試しになられてみてください。また、くれぐれも「過剰摂取」には注意しましょう。

グレープシードオイルの価格・値段

「グレープシードオイル」の「価格・値段」は、「200g」あたり「300~400円」を目安に販売されています。お近くのスーパーなどでも販売されていると思いますので、ぜひ活用してみてください。

まとめ

ここまで、「グレープシードオイルの栄養成分」「効果・効能」「危険性(体に悪いというのは本当なのか)」「おすすめの使い方」などについてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?

「グレープシードオイル」は「クセ」がなく、「サラッ」とした使用感であることから、「食用」に限らず「キャリアオイル」として使用されることもおすすめ!「髪」「肌」の「ケア」として取り入れていくことで、「髪がサラサラになる」「肌が潤う」などの「効果」を実感することができるでしょう。

ただし、「食用」として摂取する場合は、「加熱に弱い」という性質があることから、「揚げ物・天ぷら・炒め物」などの「高温加熱調理」への使用は控えるようにしてください。これにより、「体に悪い成分=トランス脂肪酸」などが発生する恐れがあるため、注意が必要です。

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