サポニンの効果・効能7選と副作用(毒性はあるのか?)
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この記事では「サポニンの効果・効能」「副作用」また「毒性はあるのかという説の真相」について解説していきます。
「最近肥満気味になってきた」
「更年期障害を改善・予防したい」
「高カロリーな食事が続く上に運動不足になりがち」
このようなお悩みを抱えている方は、多くいらっしゃるのではないでしょうか?
そんなときに心からおすすめしたいのが「サポニン」という成分!この「サポニン」には、身体の健康バランスを整えてくれる必須成分がしっかりと含まれているからです。
ここでは、「サポニンとは何か」というところから「サポニンの効果効能」「懸念される副作用」までを詳しく解説していきますので、ぜひあなたの「美容・健康づくり」の参考にしてみてくださいね。
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目次
サポニンとは
「ステロイドの配糖体(色々な種類の成分と糖とが結合した有機化合物)」を総称したものに値する「サポニン」は、「植物の葉・茎・根」などに含まれる、「苦み」のもとになる成分です。
各植物ごとに「性質・働き」が異なるほど数多くの種類が存在する「サポニン」ですが、中でも「田七人参」「高麗人参」「大豆(大豆サポニン)」「桔梗(キキョウ)」「柴胡(サイコ・サイコサポニンa)」に含まれるものはとっても有名。
「漢方薬」にも「サポニン」が含まれた生薬が目立つことからも、古来から私たち人間の生活に寄り添ってきたものであることがわかりますよね。1900年に入ると専門機関でも「サポニン効果」に関する研究報告がなされるようになり、現在もその「サポニンパワー」への注目度は高まる一方です。
また、「サポニン」の命名には「ラテン語」で「石鹸」を意味する「サポ」が由来になっているような「油(脂質)と水に溶ける」という「発砲作用」「殺菌・抗菌作用」があり、「天然界面活性剤」として「シャンプー」「ボディソープ」などにも使用されています。
(画像出典:原料問屋ゑびや)
サポニンの効果・効能
血流改善の効果効能
「サポニン」には、血中の「悪玉(LDL)コレステロール」を抑制し、全身に栄養や酸素を行き届けることによって「ドロドロとした血液」「滞ってしまった血流」「過酸化脂質(コレステロール・中性脂肪などが酸化したもの)生成」を改善する働きがあることから、「動脈硬化」「血栓」「心筋梗塞」「脳梗塞」などの重度な「生活習慣病」を改善・予防する効果があります。
実際に「動脈硬化」「高脂血」「高血圧」を患っている方に「大豆サポニン」を投与したところ、「総コレステロール値-71%」「中性脂肪値-88%」という大きな改善が見られたほどです。
免疫力向上効果
「サポニン」には、「ナチュラルキーラ―細胞」という免疫機能母体を活性化させることで、「細菌・ウイルス」などの外敵から私たちの身体の免疫力を向上させるという働きがあります。
これにより、「インフルエンザ」「風邪」などの「感染症予防」や「尋常性白斑」「アレルギー」の予防・改善をすることも可能です。
痰(たん)咳抑制効果
「薬用成分」の強い「桔梗(キキョウ)」に含まれる「サポニン」には、「肺に入り込んだ異物の排除」「気管支分泌液生成の促進」という働きがあるのですが、これにより、以下のような効果が生まれます。
【桔梗(キキョウ)サポニンの主な効果】
- 痰(たん)の除去
- 咳の鎮静化
- 喉腫れ・化膿の改善
肝臓機能回復・向上
日常的に「脂肪の高い食事」を繰り返し摂っていると、「肝臓機能」に異常を来すことがありますが、「サポニン」には、「過酸化脂質(コレステロール・中性脂肪などが酸化したもの)」の生成を抑える効果があり、「肝臓機能」の働きを向上させることができます。
肥満予防効果
「サポニン」には、「脂肪吸収・蓄積の抑制」「肥満予防」による「ダイエット」の効果・効能がありますが、特に「大豆サポニン」は効果的です。
実際の臨床試験からも、「大豆サポニンを多く含む食品を摂取することで内臓脂肪や体重を軽減させることに成功した」ということが明確になっています。
糖尿病予防・改善効果
「サポニン」には、体内において「インスリン」と類似した「血糖低下・抑制」の働きをすることによって、「糖尿病」の症状を改善・予防する効果効能があります。
自律神経バランス調整
「サポニン」には、「交感神経・副交感神経」に作用して「自律神経バランス」を調整する働きがあり、「更年期」に見られる症状に効果的です。
日々の「ストレス」は「更年期障害」を悪化させてしまう原因にもなりますから、「サポニン」を積極的に摂取することをおすすめします。
【自律神経が不調のときにあらわれる自覚症状】
- めまいが多い
- 頭痛を感じる
- 動悸・息切れが生じやすい
- イライラしやすい
- 不安感が強い
- 無気力感が多々ある
- のぼせやすい
- 発汗量が多い
サポニンの適切な摂取量と懸念される副作用
前述した通り、「サポニン」と一言で言ってもその種類はさまざまで、その「安全・危険性」にも多少の違いが出てくるのですが、基本的には「高麗人参」「田七人参」「大豆」に含有される「サポニン」は安全であり、「1日:100mg」の摂取量を目安とすることで一定以上の効果効能が期待できるとされています。
ただし、どんなものでも「適量」を心がけることが大切です。日常生活で摂取する分量については、「大きな副作用無し」ではありますが、日頃から「過剰摂取」は控えるようにしましょう。
また、生薬である「桔梗(キキョウ)」を過剰に摂ることは、以下のような「副作用」が生じる危険性を高めることにつながりますので、「摂取量」には十分に注意してください。
【桔梗(キキョウ)サポニンの過剰摂取による副作用の例】
- 「悪玉(LDL)コレステロール値」と「善玉(HDL)コレステロール値」の同時低下
- 赤血球膜の吐血
- 下痢
- 吐き気
サポニンに毒性はあるのか
サポニンに毒性については心配される方も多いでしょう。結論から言うと、過剰摂取しなければ、毒性については、特に心配する必要はありません。
上記で示したように「桔梗(キキョウ)サポニン」の過剰摂取で「赤血球膜の吐血」が生じるのは、「サポニン」の「界面活性作用」が関係していて、この働きが強く出すぎてしまうことで「細胞膜」を破壊するという現象が起こり、さらに症状が悪化すると「内臓器官」にも何かしらの影響を及ぼす恐れもあります。
ただし、適切な摂取量を遵守していれば、こういった「毒性」の心配をする必要はありません。「1日:100mg」の量はしっかりと心得るようにしてください。
まとめ
「サポニン」についてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
「過剰摂取」は控える必要はあるものの、そもそもの「サポニン」には私たちの健康維持をサポートしてくれる嬉しい成分がぎっしりと詰まっている重要成分です。
何より「血流改善」「免疫力向上」という働きは「健康」の基本であり、こういった土台・ベースが整うことで「美容」へも絶大な効果効能をもたらしてくれます。
もちろん「美容」を求めるために、「化粧品」にこだわることも大切です。しかし、それは「身体の健康」があった上でのこと。
ぜひ、栄養成分豊富な「サポニン」を積極的に摂取して、「内面」からあなたの身体を磨いていきましょう。
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