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ボラージ(ボリジ)オイルの効果・効能と副作用

 2017/10/19 美容  

「ボラージ(ボリジ)オイル」は、はじめて耳にする方が多いかもしれませんが、「イブニングプリムローズ(月見草オイル)」よりも多くの効果・効能が見られるとして、今注目を集めている「オイル」となっています。

もちろん、美容効果も抜群であり、あの「生活の木」でも取扱いされているのですよ!

ここでは「ボラージ(ボリジ)オイルとは何か」というところから「ボラージ(ボリジ)オイルの効果・効能」についてわかりやすく解説していきますので、ぜひチェックしてみてください。

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ボラージ(ボリジ)オイルとは

「ボラージ(ボリジ)」とは、別名「ルリジサオイル(日本和名)」「スターフラワーオイル(オーストラリア名)」とも呼ばれる中東地方原産のムラサキ科植物で、その種子から「低搾法」によって抽出されるものが「ボラージ(ボリジ)オイル」です。

その他、「ピンク色の花の砂糖漬け」「葉のハーブティー」など、「ボラージ(ボリジ)」全体が私たちの身近なところに姿をあらわしていますから、もしかすると一度は目にしたことがある方がいらっしゃるかもしれませんね。

1980年代に入ると、「ボラージ(ボリジ)オイル」には「必須脂肪酸のひとつ=多価不飽和脂肪」である「γリノレン酸(ガンマリノレン酸)」という成分が含まれていることを発見。

この「γリノレン酸(ガンマリノレン酸)」は、「イブニングプリムローズ(月見草オイル)」「母乳」などにも多く含有されているのですが、「イブニングプリムローズ(月見草オイル)」が「10%前後」であるのに対して、「ボラージ(ボリジ)オイル」はその「約2倍=16~25%」もの非常に豊富な量であり、「γリノレン酸(ガンマリノレン酸)」を最も多く含んでいる植物として今、グングンと知名度が上がってきています。

現在では、イギリスやアメリカ皮膚科学会をはじめ、世界中でその有効性について注目度が高まっており、特に「敏感肌・乾燥肌」「皮膚層が元々薄い」「肌の新陳代謝が上手くいっていない」という方に効果を発揮するとされており、以前は「イブニングプリムローズ(月見草オイル)」が「肌トラブル対策には重要」とされていたのですが、「アトピー性皮膚炎」などの「外用薬」に適用されることが多いのですよ。

そして、何と言っても「ボラージ(ボリジ)オイル」の特筆すべき点は、「細胞レベル」にまでしっかりと成分を浸透させることができるということ。

単独使用でももちろん問題ないのですが、特に「損傷具合が大きい」というようなときは「ローズヒップオイル」と「ボラージ(ボリジ)オイル」を1:1の割合で配合し、さらに「メディカルキャリアオイル(ホホバ・ラベンダーなど)」を数滴注ぐことで「損傷部位根本」へと作用するため、「一時的な炎症止め」としてだけではなく、「新たな細胞の再生」に貢献してくれます。

中でも、「痒み」「乾燥」「湿疹」「アトピー」などの炎症には「ラベンダーオイル」などがおすすめ!患部へ直接塗布する前には「イソジン」で消毒をすると尚のこと効果的で、最後に「ティートゥリーオイル」で処理してあげれば、完璧です。

「肌再生能力」というものは、各々の「体質・年齢」によって大きく異なってきますが、何をしても一向に効果が感じられないという場合は、肌の奥深くまで肝心な「栄養素」が届き切っていないことが考えられます。

その場合は、改めて「日常生活の在り方・質」に目を向ける必要がありますし、「内服用」の「ボラージ(ボリジ)オイル」「ボラージ(ボリジ)オイルサプリ」も積極的に取り入れていくことで、以下のような「症状・疾患」や「美容のお悩み」にも改善効果が見られていくことになるでしょう。

それは、「内臓の強い方」は仮に何らかのトラブルに見舞われたとしても修復が早く、常に良好な「肌バランス」を保つことができるからです。

  • 肌ツヤが増す
  • 髪の毛のツヤが出て健康的になる
  • コレステロール値の低下
  • 吹き出物・ニキビの改善
    など

ただし、「ボラージ(ボリジ)オイル」の「γリノレン酸(ガンマリノレン酸)」は不安定な性質で、非常に酸化しやすいというデメリットがありますので、「ビタミンE(酸化防止)」としての役目を果たしてくれる「ウィートジャムオイル」を「5~10%」ほどブレンドし、「ガラス容器」で保管することを実行してみてください。

尚、「金属容器」であると「酸化」をより加速させてしまうので控えるようにし、開封後は「冷暗所(冷蔵庫など)」にて保存されることをおすすめします。

ボラージ(ボリジ)オイル

(画像出典:E-Conception)

ボラージ(ボリジ)オイルの効果・効能

昔から「ボラージ(ボリジ)」は、「気分を高める・抗うつ」のために利用されてきたのですが、有効成分である「γリノレン酸(ガンマリノレン酸)」には「アレルギー性の肌トラブル」「インフルエンザ・風邪予防」「更年期障害」「女性ホルモンバランスの調整」など、幅広い疾患・症状への効果・効能が期待されています。

ここからは、そのひとつひとつについて見ていくことにしましょう。

アトピー性皮膚炎の緩和・改善効果

「ボラージ(ボリジ)オイル」の「γリノレン酸(ガンマリノレン酸)」には、「アトピー性皮膚炎」の「痒み(かゆみ)」への効果・効能が高く、特にヨーロッパでは多数の医療機関にてその「治療薬」として使用。

「イブニングプリムローズ(月見草オイル)」と比較しても、実際の改善例が多く見受けられ、このことからも「肌の新陳代謝」をより活性化してくれるというメリットが読み取れます。

「アトピー性皮膚炎」の他にも、「乾燥による痒み(かゆみ)」「湿疹」「乾癬」への自然療法として、幅広い疾患・症状に対応が可能です。

女性の肌

美肌効果

「ボラージ(ボリジ)オイル」は「イブニングプリムローズ(月見草オイル)」と同じような「保湿効果」が抜群!水分を保ちながら深部へと栄養を送り込むことによって肌に柔軟性(エモリエント効果)が生まれ、「細胞の新陳代謝」を促進してくれるのです。

さらに、「ターンオーバー」が正常化されますから、自然と「肌修復能力」も上がり、「シミ・シワ」「ニキビ」のない「美肌」を手に入れることができるようになるでしょう。

ホルモンバランス調整・月経前症候群(PMS)への効果

「ボラージ(ボリジ)オイル」の「γリノレン酸(ガンマリノレン酸)」には、「月経前症候群(PMS)」による「頭痛・イライラ」を軽減し、「ホルモンバランス」を調整してくれる効果があります。

もちろん、「生理痛」「更年期障害」にも有効です。

生理痛や更年期障害で悩んでいる女性

抗うつ作用による効果・効能

古来から、「ボラージ(ボリジ)オイル」は「精神面・心のケアに欠かせないアイテム」として、広く認知されていました。

特に、「ボラージ(ボリジ)オイル」の主要成分である「γリノレン酸(ガンマリノレン酸)」には「抗うつ作用」が強く、「副腎皮質」を刺激することによって「アドレナリン」が豊富に分泌され、「気持ちを明るくする」「心に安らぎを与えてくれる」「勇気がわいてくる」という効果・効能をもたらしてくれるのです。

うつ病で悩んでいる女性

むくみへの効能

「ボラージ(ボリジ)オイル」には、「リンパ・血液循環の正常化」「腎機能の調整」をする作用がある他、「利尿・発汗」を促進してくれることで、「むくみ解消(デトックス)」への効能が期待できます。

むくんでいる足

風邪・インフルエンザの治癒効果

「ボラージ(ボリジ)オイル」には、「粘液質」があることから「粘膜保護」が可能となり、「風邪・インフルエンザ」をはじめとする「呼吸器」の「感染症予防」「喉の痛みの改善」に非常に効果的です。

また、「カルシウム」「サポニン」などの「ミネラル」が多く含まれているため、「免疫力」をしっかりと向上させてくれる他、「心臓強壮」の働きによる「回復促進」への効き目も発揮してくれます。

さらに、「抗炎症・発汗作用」も持ち合わせているので、「温かいハーブティ」に「ボラージ(ボリジ)オイル」を数滴入れてあげることで、「解熱効果」も得られるでしょう。

肝臓機能回復への効果・効能

様々な研究により、「ボラージ(ボリジ)オイル」の「γリノレン酸(ガンマリノレン酸)」には、「肝臓機能回復」への効果・効能があることが明確化されています。もし、「アルコールの飲み過ぎ」「二日酔い」にお困りの場合は、「ボラージ(ボリジ)オイルサプリメント」を摂取すると良いでしょう。

生活習慣病の予防効果

「ボラージ(ボリジ)オイル」の「γリノレン酸(ガンマリノレン酸)」には、「血中コレステロール値・血糖値・血圧低下」「血栓症抑制」への効果・効能もあるため、「生活習慣病予防」としても有効に働いてくれます。

生活習慣病予防

ボラージ(ボリジ)オイルの副作用

上記のように優れた効果・効能を有する「ボラージ(ボリジ)オイル」ですが、「γリノレン酸(ガンマリノレン酸)」には「ピロリジンアルカロイド」という「肝毒性」の成分が含まれているため、「長期に渡る摂取」「過剰摂取」は控えるようにしましょう。

特に「妊娠中」「授乳中」の方は、十分に気をつけてください。

ボラージ(ボリジ)の使い方

  1. ボラージ(ボリジ)オイルを使用したマッサージ
    質感が重かったり香りが独特であったりすることから、「ボラージ(ボリジ)オイル」単体では使用感に満足いかないことがありますので、その他の「キャリアオイル」をメインとして「ボラージ(ボリジ)オイル」を「5~20%」を目安にブレンドすることをおすすめします。「美容」への効果を高めたい場合は、「ホホバオイル」や「アルガンオイル」がより効果的です。火傷などの損傷部には「ラベンダーオイル」との併用が良いでしょう。さらに、「ウィートジャームオイル(小麦胚芽オイル)」を「5~10%」加えることで、オイルをより長持ちさせることもできますよ。
  2. ボラージ(ボリジ)ハーブティによるパック・入浴剤
    「ボラージ(ボリジ)ハーブティ」を「入浴剤」や「パック」として使用することで、「肌の炎症緩和」「くすみの改善」「アンチエイジング」「やけどなどの損傷部治癒」などの効果が得られます。

ちふれのボラージミルク・ボラージクリーム

ボラージミルク(ちふれ)

ボラージミルク(ちふれ)

商品名 ボラージミルク
内容量 200ml
有効成分 ボラージオイル、グリチルリチン酸2K、ワセリン、スクワラン、ヒアルロン酸、チョウジエキス、シソエキス
特徴
  • 痒み(かゆみ)が生じるほどの乾燥が気になるお肌をしっかりと潤す
  • 全身に活用できる
  • スーッとなじむなめらかな質感でべたつきがない
  • 肌荒れを防ぐ
効果
  • 肌のバランス調整全般
  • 顔ニキビなどの肌あれ改善
  • 乾燥予防(保湿)
  • 毛穴・皮膚の保護
  • しもやけ・汗疹(あせも)・あかぎれ・アトピーによる痒み(かゆみ)などの予防や改善
使い方
  • 適量のクリームを顔・身体にのばしながら優しくなじませていきます。(入浴後の使用が特におすすめ!)
  • 「化粧水・美容液」の後に適量クリーム(100円玉程度)を顔全体にのばしながら優しくなじませていきます。
  • 朝などに「乾燥」が気になる場合は、必要に応じて使用してください。
口コミ これまでに「ボラージクリーム」を使っていたことがあったので、臭いや保湿効果などはある程度認知していたのですが、質感はクリームと比べると緩い感じの「THE濃い乳液」というような印象です。からだにものばしやすいので全身に対応できますよ。使用後にニキビができることもないですし、保湿自体はしっかりとされているんだなと思います。決して、浸透も悪くないです。旦那や子どもも喜んで全身に使用しています。(30代・女性)
公式サイト価格
(税別)
1,000円
公式サイト ボラージミルク(ちふれ)

ボラージクリーム(ちふれ)

ボラージクリーム(ちふれ)

商品名 ボラージクリーム
内容量 80g
有効成分 ボラージオイル、グリチルレチン酸ステアリル、ワセリン、スクワラン、ヒアルロン酸、チョウジエキス、シソエキス
特徴
  • 痒み(かゆみ)が生じるほどの乾燥が気になるお肌をしっかりと潤す濃密クリーム
  • 全身に活用できる
  • スーッとなじむなめらかな質感でべたつきがない
  • 肌荒れを防ぐ
  • 集中保湿に最適
  • 香り・臭いの心配なし

※ただし、「パラベン」などの化学成分がお腹の赤ちゃんに何かしらの影響を与えてしまう恐れがありますので、妊娠中・授乳中の方は使用を控えることをおすすめします。

効果
  • 肌のバランス調整全般
  • 顔ニキビなどの肌あれ改善
  • 乾燥予防(保湿)
  • 毛穴・皮膚の保護
  • しもやけ・汗疹(あせも)・あかぎれ・アトピーによる痒み(かゆみ)などの予防や改善
使い方
  • 適量のクリームを顔・身体にのばしながら優しくなじませていきます。(入浴後の使用が特におすすめ!)
  • 「化粧水・美容液」の後に適量クリーム(真珠大程度)を顔全体にのばしながら優しくなじませていきます。
  • 朝などに「乾燥」が気になる場合は、必要に応じて使用してください。(メイク下地としての使用がおすすめ!)
口コミ
質感は少し固い感じのクリームですが、肌につけることで徐々にやわらかな性質へと変化します。私の場合は夜に使用することが多いですが、目立った香り(臭い)やベタつきがないので、助かります。また、使用を開始して1ヶ月が経ちますが、「ニキビ」「吹き出物」が減ってきました。全体的な肌の調子も良くなってきていますので、リピートする予定です。(30代・女性)
公式サイト価格
(税別)
1,000円
公式サイト ボラージクリーム(ちふれ)

まとめ

ここまで「ボラージ(ボリジ)オイル」についてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?

近年では、「ストレス」によって身体の様々な部位に「疲労」や「肌荒れ」が引き起こされる方が多くなってきていますが、そんなときには、ぜひ今回ご紹介した「ボラージ(ボリジ)オイル」を使用していただきたいと思います。

「アトピー性皮膚炎」でお悩みの方も担当医師の方と相談し、可能であれば「ボラージ(ボリジ)オイル」による自然療法を取り入れていくと良いでしょう。

きっと何かしらの効果・効能が得られるはずです!

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