ハブ茶の効果・効能【肝臓・ダイエット・口内炎】と副作用
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「エビスグサ」を原料とする「ハブ茶」は、「ダイエット」「美肌」「肝臓機能向上」「口内炎改善」など、幅広い「効果・効能」が期待できる「健康茶」です。
「味」としても「麦茶」のように飲みやすいことから、今、注目を集めはじめているのですよ!
ここでは、「ハブ茶の効果・効能や副作用」「基本的な飲み方」などについてわかりやすくお伝えしていきますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
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目次
ハブ茶とは
原料
「ハブ茶の原料」は、成長すると1m以上にもなる「エビスグサ」という、非常に生命力の強い「熱帯性の植物種子」であり、「漢方」では別名「決明子(ケツメイシ)」。
「日本」には「17世紀あたり」に伝わったとされています。
「中国」では、「眼精疲労」「便秘による肩こり」「高血圧」などへの「効果・効能」があるよいうことで、古くから「健康茶」として親しまれてきました。
成育環境としては、「東北地方以南(日本)」が適しており、「10月」になると、「果実」が「茶褐色」へと熟すとともに、「葉っぱ」も「黄色」に色づきはじめるのですが、この時期に「全草」を「天日干し(乾燥)」させると「決明子(ケツメイシ)」に、「決明子(ケツメイシ)」を「焙煎」すると「ハブ茶」が誕生します。
成分|カフェインは含まれている?
「ハブ茶」は、「ノンカフェイン」の「健康茶」。
「アントラキノン誘導体」「ビタミンA」「タンニン」などの有効成分が含まれています。
「健康茶」には、「身体を冷やしやすいもの」「身体を温めてくれるもの」に二分されますが、「ハブ茶」は「温めてくれる」という性質を持っているので、「冷え性」の方でも安心してお召し上がりいただけるでしょう。
【ハブ茶における代表的な有効成分】
成分 | 特徴 |
---|---|
アントラキノン誘導体 |
|
ビタミンA |
|
タンニン |
|
【焙じはぶ茶(小谷穀粉)|原料10gを1Lのお湯で10分間煮出したものにおける100mlあたりの成分】
成分 | 含有量 |
---|---|
エネルギー | 0.28kcal |
炭水化物 | 0.07g |
脂質 | 0g |
たんぱく質 | 0g |
タンニン | 0.005g |
ナトリウム | 0.02mg |
カフェイン(無水) | 0g |
(参考:ハブ茶の成分はヘビ?おすすめの飲み方って?味や副作用についても(巣鴨のお茶屋さん茶舗山年園)/焙じはぶ茶 500g(小谷穀粉))
どんな味?
「ハブ茶」の場合、「青臭さ」というものは一切なく、「麦茶」のようにとっても「香ばしい味わい」が特徴的です。
これといった「クセ」も感じられませんので、幅広い方々にお召し上がりいただけるでしょう。
中には、「わらび餅・黒糖のような印象」をお持ちになるケースもあるとのことですが、これもすべて「香ばしさ」が起因していると言えます。
ハブ茶の効果・効能
ダイエット効果
「ハブ茶」の有効成分である「アントラキノン誘導体」には、「腸内における蠕動運動(ぜんどううんどう)促進作用」があるため、「便秘解消」などに大きな「効果・効能」を与えてくれます。
また、「利尿作用」による「余分な水分排出効果」も期待できることから、自然と「むくみ」などが緩和され、結果として「ダイエット」に効き目をもたらすと言えるでしょう。
他にも、「コレステロール低下」による「体内脂肪減少」、「血糖値上昇を緩やかにする」ことで「糖尿病予防」にも◎!
日頃から「適度」に摂取する習慣をつけることで、「太りにくい身体」へと近づくことができるはずですし、特に「食事中」のタイミングをねらうと、「ブドウ糖吸収率抑制」を実践できるので、「脂肪分・カロリーの過剰摂取」を防ぐことも可能です。
口内炎改善効果
1度生じると、中々治りにくい口内炎ですが、「ハブ茶」の「消炎作用」によって、「口内炎の炎症を抑える」「消毒薬代わりとして痛みを緩和する」という「効果・効能」が期待できます。
ただし、「口内炎を新たにできにくくする」ためには、以下に挙げる「3つの原因」をしっかりと理解し、それについて気をつけていく配慮が必要です。
【口内炎が生じる原因】
- 刺激が加わる
「口内を噛む」「矯正器具(入れ歯など)があたる」「歯ブラシをで強く傷つける」といった行為が、「口内炎発生」のうち最も多いものとなります。特に、「口を噛む」という場合は、「食べ物と一緒に噛んでしまう」という方がほとんど。ですから、「食事」のときはゆっくりと時間をかけて噛むということを心がけるようにしましょう。慌てて食事をすると「噛みやすい状況」をつくり出してしまうことにもなります。 - 生活習慣が乱れる
「生活習慣の乱れ」によって、「免疫力」は低下します。具体的には、「偏った食生活」「睡眠不足」などを繰り返すこと。中でも、「偏った食生活」によって「ビタミンB2摂取量」が不足すると、「口内粘膜において炎症を引き起こしやすくなる」こととなりますので、「栄養バランスの摂れた食事」を心がけるようにしましょう。 - 唾液減少
「唾液量の減少」は、「口内の乾燥」を招き、結果として「口内炎」を生じやすくしてしまうことになります。その原因として考えられるのは、「ドライマウス」「加齢」。そのため、「唾液分泌量を促進する食べ物」などをよく噛んで取り入れるようにしていきましょう。
肝臓機能向上効果
「ハブ茶」の有効成分である「アントラキノン誘導体」には、「肝臓機能向上」への「効果・効能」が期待できます。
そもそも、「アントラキノン誘導体」は、「アントラセン」という物質から「アントラキノン」を合成するときに作用するのですが、これにより「腸内蠕動運動(ぜんどううんどう)」が活発化され、「便」が「柔軟化」。
つまり、「便秘」にも有効に働きかけるということが言えるでしょう。
「肝臓」の果たすべき役割の1つに「解毒」が挙げられますが、「便の柔軟化」のような「ちょっとした解毒」は、「肝臓機能の活発化」にも優位に働くきかっけとなります。
もちろん、「過剰摂取」は、「下痢」「腹痛」などを引き起こす恐れがあるのでおすすめできませんが、「肝臓を強くしたい」という方は、「ハブ茶」を上手く活用し、この「ちょっとした解毒」を積み重ねるようにしてみてはいかがでしょうか?
美肌効果
「ハブ茶」の有効成分である「アントラキノン誘導体」は、「排泄促進作用」に優れています。
具体的には、「腸内蠕動運動(ぜんどううんどう)の活発化」によって「腸内環境」が改善されていくことによるものですが、もし「中々便秘から解消されることができない」という方は、「アントラキノン誘導体」を取り入れて、まずは「腸内」を有効に動かしていくということが重要です。
もし、このような「便秘」を放置していると、「体内における悪玉菌の増殖」が生じ、結果として「肌荒れ」を引き起こしてしまうことになりかねません。
「美肌を保つ・美肌づくり」には、「腸をいかにきれいにするか」ということがキーポイントとなってきますから、「肌荒れ改善」を行うためにも「ハブ茶」を日頃から適度にお召し上がりになられることをおすすめします。
糖尿病予防改善効果
「ハブ茶」の有効成分である「アントラキノン誘導体」には、「血糖値上昇を緩やかにする」という働きがあります。
特に、「食事」のときに「ハブ茶」を摂取することで、「ブドウ糖吸収率」を抑えることができますし、「カロリー」もほとんどありません。
よって、「糖尿病予防」として活用していくことは十分に可能であると言えるでしょう。
ハブ茶の作り方・飲み方
基本的な作り方・飲み方
ここからは、多様な「効果・効能」に優れた「ハブ茶の作り方・飲み方」をご紹介していくことにしましょう。
「ハブ茶そのものの味が少し苦手かもしれない…」という方のために、ちょっとした「アレンジ」などもお伝えしますので、早速実践してみてくださいね。
【急須を使用する場合】
- 「茶こしに対して1/3程度のハブ茶」を「急須」に加えます。
後から「お湯」を注ぐことで「豆」が膨らんでいきますので、そのあたりも考慮していきましょう。 - 「1」に「お湯」を注いで「3分」を目安に蒸らします。
- 「2杯目以降」をお召し上がりになる場合は、「蒸らす」という過程を経ずに「お湯」だけを注いであげればOKです。
「ハブ茶」は、最大で「2~3日」の期間であれば「同じ茶葉」を使用することが可能です。非常に「コスパが良い」と言えますね。
【ヤカンの場合】
- 「ハブ茶(大さじ1杯程度)」を「沸騰したお湯(1L程度)」に加えます。
- 「5分」を目安に煮出していけば完成です。
「2巡目以降」は、さらに「1L程度の水」を加えて加熱してあげれば、継続してお召し上がりいただくことが可能です。ただし、「長時間」をかけて煮出すことによって「ハブ茶の持つ有効成分」が壊れる恐れもありますので、「沸騰後」は直ぐに火を止めるようにしましょう。
簡単なアレンジ方法
上記の「基本的な作り方・飲み方」に「牛乳」「はちみつ」などをお好みで加えてあげれば、「オリジナルハブ茶」へとアレンジすることができます。
「牛乳が苦手」「アーモンドミルクが好き」という場合も、代替えOK!
ぜひお試しになってみてください。
[1]ミルクハブ茶
「温かい状態のハブ茶」に「牛乳」などの「ミルク」を加えます。
これにより、「ミルクティ」のような上品で芳ばしい風味を生み出すことが可能です。
[2]はちみつハブ茶
「温かい状態のハブ茶」に「蜂蜜(はちみつ)」を加えます。
これにより、「まろやかで優しい甘み」に仕上げることが可能です。
飲むタイミング
前述したように、「ハブ茶」は「カフェイン」が含まれていない「ノンカフェインタイプのお茶」に該当しますので、「お好きなタイミング」で摂取していただくことができます。
もし、「二日酔いが強い」という場合は、「濃いめに煮出するようにする」とさらに効果的です。
ただし、「ハブ茶」に含まれる「アントラキノン誘導体」は「大腸刺激作用」が働くことから、日頃から飲み続けていくと「効能が現れにくくなる」という恐れが出るかもしれません。
そのため、「何かしらの症状に悩んでいるとき」の解決策として、摂取するようにしていくと、より「効果・効能」を実感することができると言えるでしょう。
ハブ茶の副作用
下痢を引き起こす?低血圧の場合は控えるべき?
基本的に「ハブ茶」は「医薬品」ではないことから、「大きな副作用」に値するものはないと言えます。
「カフェイン」も含まれていないので、「飲むタイミング」としても、お好きな時間帯にお召し上がりいただいて問題ありません。
ただし、「ハブ茶」を飲み過ぎると、「おならが頻繁に出るようになる」「下痢を引き起こす」「吐き気が生じる」「お腹が妙に張るようになる」などの症状が現れる恐れがあります。
これは、「ハブ茶」による「お腹を緩くする作用」が働くためです。
他にも、「高齢者」の方は、「利尿作用による脱水症状」にも注意が必要となりますので、そのあたりの様子も伺いながら摂取するようにしていきましょう。
また、「他の便秘効能を有するお茶」「下剤」と一緒にお飲みになると、「便秘解消作用」が過剰となり、「腹痛」「下痢」を引き起こしやすくなります。
尚、「降圧剤」を常備されている方、「低血圧」の方の場合も、「血圧が必要以上に下がってしまう」ということが考えられますので、極力控えるようにしてください。
妊娠中(妊婦)・授乳中でも大丈夫?
「妊娠中(妊婦)・授乳中」の方が「ハブ茶」を摂取すると、「腹痛」「下痢」を引き起こしやすくなるとともに、「流産」「早産」の恐れも出てきますので、注意が必要となります。
それは、「ハブ茶」に含まれる「アントラキノン誘導体」という成分による「便秘回改善効果」が過剰に働くことに原因があるからです。
「ノンカフェイン」であるだけでは、安心しておすすめすることはできません。
このことからも、「妊娠中(妊婦)・授乳中」の時期特有の「便秘を解消したい」という場合は、「乳酸菌飲料」「腸に良いストレッチ」を上手く活用していくことを優先すると良いでしょう。
赤ちゃんでも大丈夫?
「ハブ茶」は、「ノンカフェイン」である「健康茶」。
基本的には「副作用」の心配はありませんが、「赤ちゃん」「子ども」の摂取は控えるようにすることをおすすめします。
残念ながら、「赤ちゃんや子どもたちへの安全性の確立」はしっかりとなされていません。
中には、「生後6ヶ月でも2~3倍に薄める工夫をすれば安心して飲むことができる」「ノンカフェインだから問題ない」との見解もありますが、「ハブ茶」の摂取によって「副作用が生じない」とは断言できないということですね。
まとめ
ここまで、「ハブ茶の効果・効能や副作用」「基本的な飲み方」などについてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
「ハブ茶」には、「ビタミンA」「タンニン」をはじめ「アントラキノン誘導体」が含まれていることで、「肝臓機能向上」「便秘解消」「美肌」「ダイエット」「口内炎改善」「糖尿病」などといった幅広い症状への「効果・効能」が期待できます。
ただし、「低血圧」「妊娠中(妊婦)」の方などの摂取や「飲み過ぎ(過剰摂取)」は、「下痢」「腹痛」などを引き起こすこととなりますので、くれぐれも注意するようにしてください。
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