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オルチニンの過剰摂取による副作用|1日の摂取量と飲むタイミング(いつ飲む)・効果的な飲み方

 2018/02/23 健康  

近年、「肝臓機能の正常化」をベースとして、「美容健康づくり」への注目を集めている「オルニチン」ですが、きっと多くの方が「過剰摂取による影響や副作用」について知りたいと考えていることでしょう。

ここでは、「オルニチンを多く含む食品・食べ物」「1日における摂取量の目安」「過剰摂取などによる副作用」などについてわかりやすく解説していきますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

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オルニチンの効果・効能

オルチニン

「オルニチン」は、「アンモニア(有害物質)解毒」を行う「オルニチンサイクル(肝細胞内で機能)」をしっかりと作用させることで、「生命エネルギーの源」である「ATPの産生」や「糖新生」の「代謝」をも円滑化。

これによって、「肝臓機能」が正常となり、「肝臓(脂肪肝など)」「二日酔い」「睡眠・目覚め」「腎臓」「筋肉(筋トレ)」「ダイエット」への「効果・効能」が期待できます。

尚、「オルニチンによる効果・効能」の詳細については下記の記事にてご紹介していますので、参考にしてみてください。

オルニチンによるすばらしい効果・効能

オルニチンを含む食品・食べ物

オルニチンを含む食品・食べ物

「オルニチンを多く含む食品・食べ物」としては、「しじみ」が非常に有名かと思いますが、意外にも豊富なものは「きのこ類」です。

何と、「ぶなしめじ」においては「140mg(100gあたり)」と、「しじみ=10.7~15.3mg(100gあたり)」の「約10倍」にも及びます。

ただし、「オルニチン含有量上位」にある「きのこ類」に関しては、「ミネラル」「ビタミン」「アミノ酸」に関しては、「しじみ」よりも劣りますので、各食品・食べ物をバランスよく摂取していくようにしましょう。

食品・食べ物 オルニチン含有量(100gあたり) 食品・食べ物100gあたりの摂取量のめやす
ぶなしめじ 140mg(遊離オルニチン量) 約1袋
霜降り平茸 50mg(遊離オルニチン量) 約1袋
エリンギ 30mg(遊離オルニチン量) 約1袋
舞茸 10mg(遊離オルニチン量) 約1袋
しじみ 10.7~15.3mg(総オルニチン量) 35粒程度
キハダマグロ 1.9~7.2mg(遊離オルニチン量) 7~10切れ程度
チーズ 0.76~8.47mg(遊離オルニチン量) スライスチーズ5枚程度
平目 0.6~4.2mg(遊離オルニチン量) 1切れ程度
パン 0.4mg(遊離オルニチン量) 1.5枚程度(6枚切り食パン)
えのき茸 14.0mg(遊離オルニチン量) 約1.2袋

(参考:オルニチンについて(オルニチン研究会)/オルニチンが含まれる食品(協和発酵バイオ)/きのこのキキメ(HOKTO))

1日の摂取量の目安

「オルニチン」は、「健康維持」を図る上で「必要不可欠」となる成分。

その「摂取量の目安(1日あたり)」は、成人で「400~1,000mg」となっています。

上記の「オルニチン含有量トップレベルの食品・食べ物」を見てもわかるように、「日常的な食生活」を送る上で「きのこ類」「しめじ」などが「過剰摂取になる」という恐れは、ほぼありません。

むしろ、「摂取量を満たす」ためには「努力」を要するほどですね。

ただし、こういった「食品・食べ物」ではなく、「オルニチン」を含む「サプリメント」などからの摂取をする場合は、「摂取量」がオーバーしないようにコントロールしていく必要があります。

くれぐれも、各商品に表記されている「目安量」よりも過剰に摂ることは控えるようにしてください。「用法・容量」を守ることが大切です。

また、「オルニチン」は「薬」ではないので、「1~2回の摂取」だけで「効果が現れる」とは限りません。

重要なことは、「継続的な摂取」となりますので、コツコツと続けることを第一に考えていきましょう。

効果的な飲み方 |いつ飲む?飲むタイミング

「肝臓機能の正常化」をベースに、「健康維持」をサポートしてくれる「オルニチン」ですが、近年では「サプリメント」での摂取が増えてきていますよね。

ここからは、「各目的別」に、「サプリメントの摂取法」も含めた「効果的な飲み方」「飲むタイミング」について解説していくことにしましょう。

疲労回復対策

「疲労回復」を目的とする場合は、「朝晩」に「オルニチン」を摂取することがおすすめです。

これにより、「朝」は「肝臓機能」をより高め、「夜」は「疲労した肝臓修復・再生」への「効果・効能」を発揮してくれますよ!

「サプリメント」を取り入れるのも1つの方法ですが、「朝晩の食事」に「しじみの味噌汁」をプラスすることで、「味噌」に含まれる「コリン」による「肝機能相乗効果」も期待できるでしょう。

成長ホルモン分泌強化

「成長ホルモン分泌強化」には、「寝る前」の摂取がおすすめです。

「寝る前」と言っても「約1時間程前」。「胃腸への負担軽減」も踏まえて、この場合は「サプリメント」などを上手く活用していきましょう。

このタイミングで「オルニチン」を吸収できると、「成長ホルモン分泌」を高めることに加えて、「新陳代謝向上」「美容・ダイエット効果」も得ることができますよ!

二日酔い対策

「二日酔い対策」としてですが、この場合は「飲酒をするとき」だけ「オルニチン」を摂取するよりも、日頃から取り入れるような食生活を送るということが重要となります。

もちろん、そういった「オルニチン摂取」がしっかりとできている前提で、「飲酒前」に「オルニチンサプリ」を摂ることは非常に効果的です。

これにより、「飲酒」している最中に「体内の余分なアルコール分」を処理してくれますので、「悪酔い」「二日酔い」の軽減とつながっていくでしょう。

運動前後のケア

日頃から定期的に「筋トレ・運動」などをされる方は、その「前後」を「飲むタイミング」として設定するのがおすすめ!

「運動前=30~1時間程前」であれば、「エネルギー生成の促進による疲労軽減・持久力強化」、「運動直後~30分以内」であれば、「運動後の筋肉・肝臓におけるダメージ修復・筋力向上」への「効果・効能」を実感することができます。

オルチニンの副作用|過剰摂取には注意

「オルニチン」は、元々「体内」に含まれている成分ですから、基本的には「食品・食べ物」から摂取することによって「大きな副作用」が生じることはありません。

ただし、「過剰摂取」した場合は、何かしらの症状が出るということが懸念されます。

特に、「サプリメント」から摂りいれる上では、注意が必要ですので、以下に記載する内容を参考にしてみてください。

かゆみへの影響

「オルニチンサプリ」を摂取された方で、「身体にかゆみが生じた」という例がありました。

以下、その方の口コミです。

某大手メーカーからオルニチンサプリを購入したところ、飲んだその日から体がかゆくなり、ムズムズとしていきました。そのときは少々のかゆみだったので、サプリの摂取は継続していたのですが、やはり症状は毎日続き、一度摂取をやめることに。すると、かゆみは止まったのです。やはり、こちらのサプリが原因なのではないかと思いました。

このように、「オルニチン」自体には「副作用はない」と言われているものの、「サプリメント摂取」では、「体質合わない」ということも出てきます。

もしかすると、「オルニチン」以外に含まれている「添加物」によって反応が出たのかもしれませんが、そういったこともトータルで含めて、摂取する上では注意を払う必要があると言えるでしょう。

頭痛・腹痛・下痢が生じやすい?

ある「臨床試験」において、「健常者が毎日1~7gのオルニチン摂取を続けたところ副作用はなかったが、10g以上に量が増えると、下痢・腹痛・痙性胃痛」などの不調を訴えた」ということが明らかになりました。

(参考:Nutrition Research. 1990; 10: 239-45.)

これは、「オルニチン」に限ったことではなく、同類の「アミノ酸」を「過剰摂取」したときにも生じ得る症状となります。

ただし、「オルニチン10g」というのは、「しじみ」に換算すると「20,000個以上」の量に値するため、ほぼ「あり得ない数値」と考えてよいでしょう。

気をつけなければならないのは、「サプリメント」を活用するとき。

通常の「用法・容量」をお守りいただければ心配いりませんが、「効果」を求めすぎて「1日の摂取量の目安」である「400~1,000mg」を超えないようにしてください。

心臓への影響

「オルニチン」には、「筋肉成長」など「成長ホルモン分泌強化・促進効果」もあります。

「成長ホルモン」を高める上で、「成長ホルモン療法」を取り入れることも可能ですが、この治療に関しては、「心臓・肝臓疾患」「糖尿病」「悪性腫瘍」「脊椎側わん症」をお持ちの場合は、「症状悪化」の恐れがあるので要注意。

ただし、「成長ホルモン」を補給する方法は、「成長ホルモン療法」に限りません。

こちらでも触れているように、「オルニチン成分」を効率的に摂取することで、その「効果・効能」を発揮することができるのです。

また、「オルニチン摂取」であれば、「成長ホルモン療法」のようなリスクも伴いませんので、「心臓などへの負担」を懸念されている方は、「オルニチン」を日々の食生活で上手く活用していくようにしましょう。

肝臓疾患がある場合

「オルニチン」には「肝臓機能」を高める効果が期待できますが、「肝臓に疾患」がある場合に「しじみ」に含まれる「鉄分」を摂りいれてしまうと、「肝臓内」に蓄積し、症状悪化が生じる恐れがあります。

もし、該当する方がいましたら、「摂取を控える」か「担当医師の方に相談」するようにしましょう。

腎臓への影響

「オルニチン」が「腎臓への副作用」を与えるようなことはなく、むしろ「アンモニア(有毒物質)の解毒」をしっかりとしてくれることで「肝臓機能」が強化され、それに伴って「腎臓機能」を高めることができます。

便秘への影響

「オルニチン」には「新陳代謝向上作用」があるため、「便秘解消」「むくみ解消」「デトックス」などへの「効果・効能」も抜群です。

基本的には、ご心配されているような「便秘などの副作用」が生じることはありません。

安心してお召し上がりになってください。

子供は摂取していいの?

「成長ホルモン分泌促進効果」のある「オルニチン」は、「成長期の子供」にとっては「必須の栄養成分」。

ですから、むしろ「積極的」に摂取していくと良いでしょう。

適量の「オルニチン」を摂取できれば、「勉強・スポーツ」での集中力維持」にもつながっていきますよ!

ただし、「サプリメント」ではなく、「しじみ」や「きのこ類」など、「天然の食品・食べ物」から取り入れるようにしてください。

(参考:きのこのキキメ(HOKTO))

まとめ

ここまで、「オルニチンを多く含む食品・食べ物」「1日における摂取量の目安」「過剰摂取などによる副作用」などについてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?

「オルニチン」は、「きのこ類」を筆頭に「しじみ」「キハダマグロ」などに含まれる成分です。

「1日における摂取量の目安」としては、成人で「400~1,000mg」となっていますが、「過剰摂取」をしなければ「大きな副作用」が生じる恐れはありません。

ただし、「サプリメント」などによる摂取では、「皮膚にかゆみが出る」などの症状を負った方もいらっしゃいますので、「天然食品・食べ物以外」から取り入れる場合は、くれぐれも注意するようにしましょう。

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