グルタチオンの効果と副作用|摂取量や飲み方・飲むタイミングは?
スポンサードリンク
「強い抗酸化作用」による「美白効果」「肝臓機能向上効果」「認知症・パーキンソン病改善効果」があるということで、今注目を集めているのが、「グルタチオン」。
とは言え、あまり聞きなれないというかたも多くいらっしゃいますよね。
ここでは、「グルタチオンの効果や副作用」「摂取量の目安・飲み方・飲むタイミング」についてわかりやすく解説していきますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
スポンサードリンク
目次
グルタチオンとは
グルタチオン
「動植物」における細胞内に存在する「グルタチオン」。
私たち「人間」の体内でも広く分布する「3つ」の「アミノ酸」が結合した「ペプチド」という「化合物」であり、強い「抗酸化作用」があることから、「身体のサビ」をしっかりと除去してくれます。
ところが、残念なことに「20代を境に減少へと向かう」と言われているのですね。
【グルタチオンの主な働き】
- 酵素の補酵素
- 過酸化水素還元=無毒化
- 異物や薬成分の解毒
- 細胞内還元・恒常性維持
また、「食品にコクを与える」ことによって「甘み」「塩加減」を引き立たせ、「少量の調味料で満足いく=カロリーカットの味付けができる」と注目を集めているのですが、「グルタチオン」は「医薬品としての取り扱い」はなされていません。(※日本において)
つまり、「通常の食品・食べ物」に用いることが許されていないのです。
そこで、「農林水産省」では、「酵母発酵」によってつくりあげられる「グルタチオン」をメーカーに依頼し、「食品として使用できる酵母エキス開発」を進めることになりました。
(参考:グルタチオン点滴療法について(三番町ごきげんクリニック)/ グルタチオン(一般社団法人オーソモレキュラー)/小麦アレルギーに安心で米粉消費の拡大にもつながる(農林水産省)
多く含む食品・食べ物
「グルタチオン」は、「酵母」「肉類」などの「食品・食べ物」に多く含まれているのですが、「調理過程」で「減衰」してしまうことが明らかに。
このことから、「アボカド」などの「野菜」を「サラダ感覚」でお召し上がりになることで確実な「摂取量」を得ることができると考えられます。
もちろん、「摂取量」に変化が出るだけではあるため、「肉類」からの成分吸収自体は十分に可能です。
【グルタチオンの含有量(100gあたり)】
グルタチオンを多く含む食品・食べ物 | 含有量 |
---|---|
豚レバー | 200mg |
アボカド | 30mg |
アスパラガス | 26mg |
牛肉 | 25mg |
ほうれん草 | 5mg |
(参考:グルタチオン(一般社団法人オーソモレキュラー)/ハイチオンエキスYH(KOHJINLifeSciences))
グルタチオンの効果
美白効果
「グルタチオン」は、「サビの除去」によって「疲労を帯びたビタミンC」を、再度「活発なビタミンC」へと還元してくれる、貴重な成分。
このことからも、「グルタチオン」は「美白効果」との関係が深いと言われているのですね。
「ビタミンC」が豊富になれば、「日焼け」などによってできてしまう「黒色色素メラニン」を抑制できるため、「シミ予防・改善への効果」は抜群と言えるでしょう。
未だに、「老化のメカニズム」については明確にされていないものの、「グルタチオン特有の抗酸化作用」も「美白」「アンチエイジング」とは必須の働きであるというのは、非常に有力です。
(参考: グルタチオン(一般社団法人オーソモレキュラー))
肝臓の解毒代謝向上効果|二日酔い改善にも良い?
「グルタチオン」は、「肝臓」にて「グルタミン酸「グリシン」「システイン」からつくり出され、「肝臓」へと運ばれた「毒素成分」を「尿」へと排泄する働きを有しています。
つまり、「肝臓における解毒作用」と非常に深い結びつきがあるのですね。
このことからも、「グルタチオンは肝臓機能の正常化に有効である」と言われることが多々あります。
また、お酒の飲み過ぎによる「二日酔い」の原因である「アセトアルデヒド」も「解毒」してくれるので、「どうにも力が出ない」というときは「グルタチオン」の働きに頼るというのがおすすめ!
今では、将来的な「肝臓機能障害予防」としても「グルタチオン注射・点滴」を受けているという方も出てきています。
(参考:グルタチオン点滴療法について(三番町ごきげんクリニック)
初期白内障の進行を遅らせる効果
「白内障」と聞くと「すぐに手術が必要」と考える方が多いかと思いますが、「日常生活に支障がない=初期段階」であれば、「グルタチオン製材・点眼薬」による処置で対応することが可能です。
ただし、あくまでも「減少しているグルタチオン量」を補い、「進行を遅らせられる(水晶体の透明性保持)」ということが目的であり、「水晶体の濁り自体を取り除くこと」や「視力回復」をさせることはできません。
その点だけは、ご了承ください。
もし、「白内障」が進行しているようであれば、「手術」の検討が必要でしょう。
グルタチオンの効果的な飲み方・経口摂取法
摂取量の目安
「厚生労働省」による「日本人の食事摂取基準(2015年)」では、「グルタチオン摂取」における「推奨摂取量」の記載がないことから、現段階では「明確な摂取量の目安」の規定はされていないと言えます。
ですが、「グルタチオン自体」は「体内合成可能な成分」です。
「栄養バランスのとれた食生活」を送ってさえいれば、「必要成分の確保」へとつながりますし、「過剰な摂取」となることもありません。
前述したように、「グルタチオン」自体は「加齢とともに減少する」ものであるので、「食事の栄養面」については気を配るようにしていきましょう。
飲むタイミング
「摂取量」と同様に、「飲むタイミング」に関しても、特に規定はありません。
ですから、「食事をとるタイミング」で「グルタチオンを多く含む食品・食べ物」をしっかりと取り入れるようにしていきましょう。
尚、「サプリ」を利用する場合は、「サプリ各製品の摂取法」に従うようにしてください。
グルタチオン液による注射|認知症・パーキンソン病への効果は?
「グルタチオン」は、あらゆる「有害物質」から「脳」を保護する役割を担っています。
「パーキンソン患者の方の脳」では、「グルタチオンの減少」が見られることが多く、現に「グルタチオンによる注射・点滴によって症状が改善した」という例も多数存在します。
一方で、「効果の具合」はさまざま。まだまだ研究の余地はあると言えます。
現段階での「パーキンソン病に対するグルタチオン注射・点滴療法」は、「1週間に2~3回」の頻度で「3ヶ月間」を目安として受けていただくことが理想です。
「パーキンソン病」の場合、初めは「低濃度」から開始し、徐々に「グルタチオン」を増やすことになるでしょう。
通常は、「1400〜1600mg」を投与することになりますが、そこで「症状改善」が見られれば、「1週間に1~2回」へと頻度を落としていきます。
「副作用」としては「一時的な頭痛・吐き気」といったものが考えられますが、「投与中止」をすれば治まるので安心してください。
また、「認知症治療薬を服用していても歩行困難が進む」という場合にも、「グルタチオン」を試してみる価値がえると言えます。
はじめは「家族の介助」が必要である方も、「15分程度の点滴」を終えたころには、「1人でスタスタと歩いている」というまでに回復していることがあるからです。
(参考:グルタチオン点滴療法について(三番町ごきげんクリニック)/認知症に対するグルタチオン点滴の効果(小早川医院))
グルタチオンの副作用|過剰摂取に注意は必要?
「食品・食べ物」から「グルタチオン」を摂取する場合であれば、「過剰摂取」をしてしまても「副作用」が生じるということはほとんどありません。
一方で、「医薬品」のケースでは、希に「胃痛」「嘔吐」「食欲不振」といったことを引き起こす恐れがありますので、「不調」を感じたときはすぐに「医師」へ相談するようにしてください。
尚、「妊娠中・授乳中」の方への「付加量」についても、現段階では規定されていないと言われています。
一方で、「安全である」といった十分な証拠も揃っていないことから、該当する方は「グルタチオン濃縮物の摂取」は控える方が良いでしょう。
まとめ
ここまで、「グルタチオンの効果や副作用」「摂取量の目安・飲み方・飲むタイミング」についてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
「グルタチオン」は、「抗酸化作用」に優れていることから、「美白」「肝臓機能向上・二日酔い改善」「白内障進行を遅らせる」「パーキンソン病・認知症改善」などへの「効果」が大いに期待できます。
現段階では、「摂取量」「飲むタイミング」などへの細かな規定もなく、「食品・食べ物から摂る」ということであれば「副作用の心配」もありません。
ぜひ、日常的な食生活の中で「グルタチオンの活用」を意識するようにしてみてください。
スポンサードリンク
スポンサードリンク