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アスタキサンチンとは何か?特徴や歴史など

 2017/07/29 健康  

「最近疲れやすくなったな…」
「鏡を見るたびに肌荒れが気になる…」

こういった悩みを、多くの方が抱えていらっしゃるのではないでしょうか?

そんなみなさんに、ぜひ教えてあげたいのが「アスタキサンチン」の存在です。

「アスタキサンチンって何のこと?」

と思われるかもしれませんが、私たちが計り知れないほどのパワーによってあらゆる悩みを改善してくれる救世主なのですよ!

ここでは、このアスタキサンチンの基本的なことについてお話していきたいと思います。ぜひ、ご覧になってくださいね。

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アスタキサンチンとは

自然界に見られるアスタキサンチン

自然界で作られるカロテノイドは年間約1億トンにも上るのですが、アスタキサンチンは「海のカロテノイド」と呼ばれ、天然色素成分の一種として名高く知られています。

アスタキサンチンは海のカロテノイドと呼ばれている

カロテノイドは、天然にある色素全般のことを指しますが、実は非常に優れた力が秘められているのです。身近な食品(食材)では、トマトのリコピンや緑黄色野菜のルテイン、βカロチンなどがよく知られていますよね。

アスタキサンチンの色味と言えば、何と言っても赤色。鮭やエビ・カニの色を思い浮かべてもらうとわかりやすいと思います。

「でも、エビとかカニって、生のままだとそんなに赤くないんじゃない?」

そうですよね。甲殻類の鮮度がよいときは褐色をしているのは、アスタキサンチンがタンパク質が結合しているからですが、加熱することで、アスタキサンチンとタンパク質が分離し、本来の鮮やかな赤色へと変わります。

このように、「加熱すると赤くなるもの」や「加熱しても赤い」というような食品(食材)は、アスタキサンチン由来のものと考えると良いでしょう。

アスタキサンチンを摂取する上での「具体的な食品・食材例」および「摂取量の目安」を以下で詳しく説明していますので、こちらも参考にしてみてください。

アスタキサンチンを多く含む食品の例

アスタキサンチンの摂取量の目安と副作用など

 

エビやカニなどの甲殻類は加熱することで赤色に変わる

そもそもなぜ、赤色になるのでしょうか?

その要因として挙げられるのが、ヘマトコッカス藻という単細胞藻類の存在にあります。アスタキサンチンを自ら生み出すことができるのは植物と微生物だけとされていますが、その生産源に位置するのが、このヘマトコッカス藻なのです。

通常、ヘマトコッカス藻は緑色をしているのですが、紫外線を浴びるなどの環境条件によっては、赤色へと変化を遂げます。また、海岸近くの水溜りや浅瀬などの水中に生息していることから、基本的には海産物にしかアスタキサンチンは含まれていないとされてきました。

多くの水中生物はこのヘマトコッカス藻を食すことで、命をつないでいるのですね。

しかし、水中に限らず、実は陸上植物や微生物、動物など、アスタキサンチンは幅広く存在していることが明らかになってきています。例えば、フクジュソウの花びら、イモリ、フラミンゴの羽の色も、アスタキサンチンによるものであるとの調査結果が出てきたのです。

夏になると、高山雪渓が赤く染まるのは、微細藻類がアスタキサンチンを作り出しているからなのですよ。

つまり、アスタキサンチンは、自然界の食物連鎖の要を担っている一種であると言っても過言ではないのですね。

フラミンゴの赤色もアスタキサンチンによるもの

アスタキサンチンの歴史と発展

アスタキサンチンの発見は、1938年。ドイツの化学者によって明らかになりました。ロブスターの甲殻と卵から見つけ出された赤い色素がそのはじまりです。

ちなみに、アスタキサンチンが属するカロテノイドは、カロテンとキサントフィルに属していたため、アスタキサンチンの「アスタ」はロブスターの学名である「アスタカスガン 」とキサントフィルかた「アスタキサンチン」と名付けられたとされています。

ところが、後に、アスタキサンチンの歴史は更に古くからあることが分かりました。遡ること約30億年、地球上に生命が宿ってから光合成を行う生物が生まれた後、空気中の酸素が多くなってしまい、その害から身を守るためにアスタキサンチンが作られたというのです。

日本国内では、1970年代から研究が進められ、今ではヘマトコッカス藻の人工培養も行われるようになりました。そして、日本で行われた優れた研究結果を用いることで、ヘマトコッカス藻からアスタキサンチンを大量に生産する技術が誕生するに至っています。

これにより、食品にとどまらず、医学や生活習慣病予防、皮膚からも吸収可能という利点を活かすことで美容に及ぶ様々な分野で、アスタキサンチンの注目度が高まっているのですよ。

アスタキサンチンは皮膚からも吸収することができる

こうした科学技術の進歩に伴ってアスタキサンチンを人工合成することも可能になりましたが、消費者間でもより自然のものを選ぶ傾向にあることから、天然由来のものを研究する活動が盛んになり、サプリメントとしてより手軽に摂取可能なまでに成長をしてきています。

その他、アスタキサンチンを含有している卵も存在しますが、これは鶏の餌にアスタキサンチンを多く含むというオキアミを混入させ、卵自体の抗酸化力を高めるという技術を用いることで生まれたのです。

通常の卵と比較すると、殻はほんのりとしたオレンジ色をしており、黄身の色も濃くなっているのが特徴。長期間品質を保つことが可能ですが、これもアスタキサンチンならではの強力な抗酸化作用によるものではないかと考えます。

アスタキサンチンによる効果

アスタキサンチンで特筆すべきことは、何と言っても、その強力な抗酸化作用です。この世に存在するあらゆる成分の中でも、トップを誇るほどであり、身体の悩みをことごとく改善してくれると言っても過言ではありません。

その効果としては、パソコンやスマホを酷使することで発生しやすい眼精疲労や女性特有の悩みである肌荒れ・美髪をはじめ、動脈硬化の抑制やがん予防に及ぶまで、本当に様々です。

他にも、大きく分けて12もの症状への効果・効能がありますので、興味関心のある方は、こちらも参考にしてみてください。

アスタキサンチンの驚くべき効果・効能

まとめ

赤色が特徴的なアスタキサンチン。この美しい色の小さな成分が、抜群の抗酸化作用を発揮してくれるとは、本当に驚くばかりです。

はじめは、海産物にしか含まれていないとされていたアスタキサンチンも、実はあらゆる分野の生物に見られ、科学技術のによって応用されているわけですから、これから先の進展にも大いに期待できますね!

尚、食品(食材)がアスタキサンチンを含んでいるか否かを見分けるポイントは、「加熱すると赤くなる・加熱しても赤い」ということになりますので、摂取するときは気をつけるようにしましょう。

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